仮住まいが心地よい父親 | 50代からのデュアルライフ

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東京と千葉の二拠点生活始めました

実家の母屋を壊すため、2023年9月から引渡の2024年6月まで両親は別な場所にある家に引越しました。

父は生まれてからずっと育った家から出たことがないため、家が建つまでの間、すぐ横にある

「納屋に住む」

と言い張り、8月くらいから納屋に無理やり部屋を作り、電気・ガス・水道・ポータブルトイレを整備し始めました。

これから本格的に冬が来るのに、どんだけ実家に執着してるんだろって。

賃貸に引越すわけではなかったんです。母が譲りうけた平屋の使っていない家が車で10分ほどのところにあったので、どうしても納屋に住まなければいけない状況ではなかったんですが、80歳の父は頑固で・・・

 

結局、だんだん寒くなり、風も強くなり、何よりTVがない生活が無理だったらしく、おとなしく母所有の家に引越しをしました。

この「母が譲りうけた平屋の使っていない家」本当に普通に住める家です。むしろ、実家に家を建て替えるではなくここに住んだほうがよっぽどお金がかからずに生活できます。

 

しかし、父がここに住むことを嫌がり、実家に新たに建てることになったのですが、

ようやく2024年6月に引き渡しが決まり、いよいよ新居に入居という今になって父が

「ここは、窓から見える景色が良くて、風も気持ちいい、ずっとここがいい」

と言い始めました。

 

正直、がっかりです。こちらは4人で住める家を設計してしまい、結構なローンを組んでいます。

親の援助もなかったので、あまり軽くこういう言葉は言ってほしくなかったです。

 

とりあえず、私は

「住めば都っていうからね、けど、新しい家で楽しく暮らそうよ」

と言いました。

 

確かに、実家は周りが家に囲まれているので、窓から田園風景が見えるわけでもなく、風の通りも悪いです。

 

あの、実家を離れたくないと言っていた父は何だったんだか・・・