子育てと家の間取り①-1 小さな3DKのマンション | 50代からのデュアルライフ

50代からのデュアルライフ

東京と千葉の二拠点生活始めました

田舎の農村地帯で育った私は、家はそこにあり引越しするものではないと思ってました。

父は生まれてからずっと千葉の田舎に住んでいて死ぬまでそこにいるという概念を持っています。

 

私はというと、高校を卒業し東京で建築を学ぶために18歳から現在まで東京暮らしです。

いつも実家は同じ場所にあるという認識でいますが、自分は勝手ながらこれまでに賃貸4回、結婚して子育て中に3回住宅を購入しては引越ししています。

ようするに飽きっぽい性格と、生活に合わなくなった間取りにより転居の繰り返しをしていました。

 

結婚するまでは、いかに都会の生活を満喫するか、都会に住むというステータスにウットリしていたように思います。

新卒で働き始めた会社の給料も貯金することなく、あっという間に無くなり、その当時は簡単にキャッシングして常に30万くらい借金してました。(それ以上の借金は返せないと認識していたので借りないようにしてました)

今思えば、何に使っていたのか?どうして少しずつでもいいから貯金できなかったのか不思議です。

 

結婚して、4年目に夫の浮気が発覚し、まだ子供もいなかったので離婚の話になりましたが、その当時私は勤めていた会社が倒産して職もなく、夫の稼ぎで暮らしていたので、お宮のような状況で夫にすがったのを覚えています。

浮気されたのにすがるって、ほんと今考えてもプライドのない愚妻だったと思います。

離婚はせずにその後3人の子供にも恵まれて、どちらかといえば貧困世帯に属するような一日500円生活をするような暮らしでした。

子供が出来てから、夫も家庭的で私も家計簿をつけてちゃんとお金の管理をしていたので、つつましく小さな幸せに満足していました。

 

1人目長男、2人目の長女が年子で生まれた時に、2DK+Sのアパート住まいが手狭になったのと、

夫の収入が20万に対して家賃が9万だったことで、もう少し家に掛かるお金を少なくしたいと本気で思い始めました。

知り合いの不動産屋に相談したところ、夫の収入では中古のマンションはどうかと勧められました。

子供が出来て、近所のママ友達は新築の一戸建てを買ったり、素敵なマンションを買ったりしていたので、我が家は収入も少なく普通に暮らすこともできないのかとかなり落ち込みましたが、不動産屋さんが言った言葉が

「若いうちに新築の家を買うより、今は買える家を買ってみて収入が増えてもう少し大きな家を購入するようにしたらどうですか?」

という言葉で「家は一生住む」という概念がなくなりました。その当時は私は27歳、夫は28歳でした。

 

近所に古い分譲マンションがあり、1階の部屋は小さい庭もついていたので、不動産屋にそこの分譲マンションの1階が売り出されたら連絡をくださいと事前に話をしたところ半年くらいで1階が売り出されたと連絡がありました。

830万円 35年ローンで月々31000円 諸経費・駐車場代を入れると48000円くらいで暮らせます。

賃貸住宅よりもかなり安くなり、部屋も広くなり庭付で子供達を遊ばせるのには大満足でした。

 

家の中はかなり昭和で、自分でリフォームしました。壁は木目で暗い印象だったので白のペンキを塗りたくり、和室はフローリングに変更、トイレの昭和な丸いタイル敷だったので床をフローリング調に張り替えました。

こんなイメージ

家を購入してから更に次男が生まれ、小さな子供が3人いるのにも関わらず、毎日せっせとリフォームを自分でしたのは、今考えても良くまあ時間を作ったと感心しますが、初めての自分の家を素敵な新築住宅に住むママ友達に引けをとらないように、ひたすら頑張って追いつこうとしたんだと思いますが、新築に追いつくわけもなく、ただ古い家を買ってDIYするっていうのは楽しさもあるのでこれはこれで楽しい日々でした。

 

しかしながら、ここのマンションには4年ほどしか住まなかったです。

家を購入するということは隣近所との付き合いも一生するということで、お隣さんに悩まされました。

 

初めて買った家は、身の丈に合った家だったのではないかと思います。暮らしはだいぶ良くなりました。