普段耳にあまりしない移民の問題やアイヌのことなど興味深い話ばかりでした。
どちらの問題も日本で普通に過ごしているとあまり意識しないことばかりだけれども弱者と強者の問題が色濃く反映されている問題だと感じました。
外向けには国は不法移民を追い出そうとしているけど労働力は必要だという話で暗黙の了解においては容認していると言うのは都合がいい話ですね。
労働力をいかに安くしようかということを考えている企業が存在しているからこそ不法移民が存在しているんだなぁというメカニズムもわかりました。利益追求の組織のあり方、資本主義の限界を感じることがここにもできます。
しかしながらその問題を容認しているのは私達国民ひとりひとりの意識でもあると思いました。
アイヌのことに関しては沖縄のこともそうだけどこの問題も普段意識することがないことだけれども日本人も侵略したという歴史があるということを再認識しなければいけないと思いました。第二次世界大戦のときにおいてもそうですね。
統合共存の文明をいかにして創るか。
21世紀は異質性をいかに溶かすことができるのか。
その競争の時代だと思います。