現在では、レース前にアルコール呼気検査が

実施されているらしく、昨年は、岩部純二

騎手がこれに抵触し、騎手変更と後日に

おける騎乗停止処分が下された。この件に

関しては改めて書く機会を頂くとして、酒に

まつわるエピソードが、どうしても切っても

切れない元騎手、現在は競馬評論家がいる。


'09年の秋華賞でブゼンキャンドルに騎乗し、

低評価を覆しG1初制覇を成し遂げるなど、

父である安田伊佐夫元調教師(故人)の

息子として名に恥じない高い騎乗センスを

遺憾無く発揮し、'00年〜'01年にかけては、

メイショウドトウの主戦騎手として、宿敵

テイエムオペラオーに挑み続け、遂には

'01年の宝塚記念で同馬を撃破した。安田

康彦元騎手である。


調教に酒を飲んだまま参加、更には無断で

調教を休むなど、関係者からクレームが

相次ぎ、次第にG1ジョッキーにも関わらず

騎乗機会が減っていった。また、突如行方

不明となり、バーで勤務していた、など、

通常では考えられない行動も目撃されていた。


父、伊佐夫氏が引退届を提出し、騎手を

引退後も、居所がつかめない状況であったが

'07年、コンビニで「今日買った新聞が前日

のものだった」などと言いがかりを付け

店員を恐喝、酒など5000円相当を支払いせず

持ち去ったとして逮捕、その当時も、安田

康彦は酒に酔っていたとされている。

これに関し、父伊佐夫氏は、「親子の関係を

切っています」とコメントしていた。


安田康彦元騎手は、活躍の場を移している

ようだが、「断酒」しているという話は

聞かない。むしろ、以前より酒癖は改善して

いるとの評価もある。

事件から20年近くが経過し、今のところ

酒トラブルがないのであろうから、きっと

彼は、「減酒」という道で、うまいこと

人生の再建に取り組んでいるのであろう。