いくらなんでも1着で来てしまうとは。


2000mの前哨戦、忘れな草賞を勝って

オークスに臨んでいた今村聖奈騎手騎乗 

ジュウリョクピエロが、直線の大混戦の 

叩き合いを制し、重賞・G1初制覇、そして

今村聖奈はJRA女性騎手として初の快挙

となるJRA・G1級競走、更にはクラシック

制覇を成し遂げた。


レースは序盤から掛かり気味の馬が多く、

各ジョッキーが懸命になだめるような

展開となるなど、消耗戦が予感されたが、 

その中でもジュウリョクピエロは後方の

馬群で耐えていた。そして直線では、

開いたところに進路を取ると、その溜めた

末脚を爆発させて鋭伸し、2着ドリームコア、

3着ラフターラインズら人気上位馬を抑え、堂々たる完勝を演じてみせた。


オークスがG1初騎乗で初制覇を経験して

いる熊沢重文元騎手も、誌面にて、応援の

メッセージを送っていた。また、現在調教

助手で、聖奈騎手の父である今村康成元騎手

からも、「思い切って乗ってきて欲しい」

とエールを贈られていたが、最高の結果と

なって現実のものになった。

勝利ジョッキーインタビューで、「まだ

夢を見ているよう」と、話す聖奈騎手が 

とても印象的であった。 


実は父、今村康成元騎手も、現役騎手時代 

なかなか勝利を挙げられない中、障害G1

レースの中山大障害を、最低人気であった

ユウフヨウホウで制しており、父娘二代に

おける、JRA・G1騎手の仲間入りという

ことにもなったのだ。


予想を遥かに超えた人馬共の素質、

そして成長。また今まで以上に、競馬が

面白くなっていくことだろう。