【原発事故】菅前首相 参考人招致 | AKB48小田えりな、横浜F・マリノス、横浜DeNAベイスターズ応援日記

【原発事故】菅前首相 参考人招致

おはようございます。
 
 
 
今日は、東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)による公開での菅前首相の参考人聴取が行われました。
 
 
 
以下、菅前首相の主な答弁です(コメント部分に関しては産経新聞記事より一部抜粋)。
 
 
 
「原発事故は、国策として続けられてきた原発によって引き起こされたもので、最大の責任は国にある。事故当時の国の責任者として、事故をとめられなかったことをお詫びする」
 
「根本的な状況の説明が残念ながら(現場から)なかった。特にベントが何時間たっても行われない。本当に困った。私としては現場の状況が把握できるのではないかと思った」
 
「現場を知るという意味では、極めて大きなことだった。(現場スタッフの)顔と名前が一致したことは極めて大きなことだった」
 
「私が(福島第1原発1号機への海水注入を)止めたと批判されたが、東電から官邸に派遣された人が自分の判断で行ったことだ。官邸の意向、首相である私の意向とは違う。そこは区別してほしい」
 
「私の気持ちでは、叱責というつもりは全くない。『命をかけても頑張っていただきたい』ということは強く言った。『現場としても逃げ切れないですよ』ということも言った。しかし、叱責という気持ちは全くなかった」と述べた。さらに、「やや厳しく受け止められたとすれば、私の本意ではない」
 
 
 
まずは、首相自ら最大の責任は国にあると認めたことは大きいです。しかし、その割には重要な場面(例えば海水注入の可否)では、東京電力に責任転嫁する姿勢も見せており、本当に自分に責任があると思っているのか?まだ信じられません。
 
 
 
次に、現地視察の最大の意義として「現地スタッフの顔と名前が一致して覚えることができた」点ですが、そんなことは緊急を要することではなく、別の人間(例えば経済産業大臣)に任せておけばいい話です。
 
 
 
最後に、東京電力本社に立てこもり?叱責があったか否かという点。叱責というよりも本人は激励のつもりだったのかもしれませんが、こちらから見れば単なる恫喝にしか思えない発言です。首相という立場として激励するのであれば、苦楽を共にする姿勢、最悪の場合東京電力と心中する心づもりを見せた上で行うのが適切ではなかったのかと考えます。
 
 
まぁ、この程度の答弁は想定の範囲内ではありますが、委員会の調査報告で首相の責任を明確にする必要があるのは言うまでもありません。