人生はふり返るほど長くはない。

毎週日曜日22時から二宮ワールド全開で放送されているKazunari NinomiyaさんがDJを務めるラジオ『BAY STORM』。

もう既に1回感想を書いているにも関わらず、しつこく2022年8月14日（日）放送回の感想を重ねて記します。

前回オープニングの一言についての感想を書きましたが、今回は『裏嵐』のコーナーについてです。

「感傷に浸りやすくなり、人生は儚いと思ってしまう」というリスナーさんからのメールに対し、「年々感傷に浸りやすくなってきますよね〜。ちょっとしたことで悼む（傷むかも？）自分とかいますよね」と共感しつつも、「『人生はふり返るほど長くはない。』と外国の人で言っていた人が居ましたよね？」と。

人生100年とか、そもそも人生って長くないんだな。だから振り返っているのは勿体ないな。

先を見てる感じかな〜っという趣旨のことを発言し。

その過程で『もういない…ない』という曲の話になりました。

この曲は20歳の頃に、二宮和也さんが作詞・作曲・アレンジも全部自分でした曲なのだそうで。

「人はみな　いや人だから

夢はそう儚く散るの」

という歌詞があることを紹介した上で、自分で「才能が溢れんばかり」とその歌詞が気に入っている旨を話されていました。

儚いという文字を見るたびに、この歌詞を思い出す、と。

発表されたのはいつかわからないとラジオでニノは言っていましたが、どうやら2003-2004年の冬コンサート『LIVE IS HARD だから HAPPY』ツアーでニノ＆MJの歌唱曲として披露された曲のようです。

残念ながら私は聴いたことがありませんが（違法動画は上がっているので、聴こうと思えば聴けるのですが…）、ニノが音楽が好きな事を積極的に発信してくれるのが先ず嬉しく

18年昔に創られた曲だという話から、ニノが「積極性は変わってないですね」という話になり。

イタバシさんも「アプローチの仕方、そういうところ攻めてますよね。カバーアルバムもそうですし。」と応じてらっしゃいます。

ニノも「やろうとしますよね！YouTubeもそうだし。やってることはそんなに変わってませんよね、マインド自体は」と

にのが嵐の休止後、特に今年に入ってから多くあった取材やテレビの宣伝等で、自分のやる気を前面に素直に出すことに躊躇がなくなったことが、個人的にとても嬉しいものですから、この一連のやり取りはたまらないものがありました。

昔から一貫してやる気がある人だとは応援している人であれば解っていたとは思いますが、制作陣や一般の方々にも知ってもらえると、やっぱりチャンスは増える気がしますし。

（誤解がないように念の為ですが、ガッツ溢れるとかそういうやる気ではなく、自分の興味に素直で、自分自身を楽しませる事ができるやる気、という意味合いにおいてです。

なんでも「頑張ります！」とか大きな声でハキハキ言うのが良い…みたいな、やる気文化を奨励する気は一切ございませんので、あしからず。）

何よりニノが自分の興味のあること・好きなこと・やりたいと思っていることに積極的に取り組んでいると自己認識してくれているのが最高です

いくら唯一無二の演技者でも、気が利いて安定したMCを担おうとも、心揺さぶる歌唱をする音楽家であろうとも、やる気が持続しなかったら我々にニノだけが持つ輝きが届かないわけで。

にのがやる気を持続させる才能にも恵まれ、それを守り・育む強さを持っていることに感謝でいっぱいです

『マイファミリー』で第112回ザテレビジョンドラマアカデミー賞　主演男優賞を受賞した記念インタビュー内で、にのが

「新たな一面だとか新境地に関しては、そこにあまり意識はなかったです。むしろ「練度の高い芝居がしたいな」と思っていました。それなりに経験を積んでいるメンツがここまで集まるってなかなかないことだから。そこで自分の新技を卸すよりも、自分が得意としているものをぶつけてみたいというか。

「マイファミリー」でこれだけすごいメンツと芝居できるってときに、一番やってみたかったのは“自分が今までやってきたことは、どこまで響くのか”。今回はそうでしたね。」

と答えていたのが凄く印象的でした。

『マイファミリー』を観て、ニノの演技がまた一段と磨きがかかったな！と新鮮に驚いた記憶があるのですが。

確かに新たな一面を見たとは感じなかったんですよね…父親役だって初めてではありませんし。

ミステリー＆サスペンスだからといって、演技になにか新たな要素があったとも思えませんでしたし。

まだまだ余白が沢山あるとニノが感じていて、演技という意味でも色々試してみたい新技があるのか！と考えるとワクワクします