HACCP認証取得して分かった、本当の話。

第69話は「リスク管理」。

 

「今まで事故が起きていないから大丈夫」
 

もし現場でそう思っているなら、少し注意が必要です。

 

本当のリスク管理は、事故が起きてから動くことではありません。
 

“まだ事故になっていない違和感”を先に見つけることです。

 

以前の私は、製造ノルマや出荷時間に追われ、

「今まで問題なかった」
「今日もラインは動いている」
「クレームも来ていない」

 

それを“安全の証拠”のように考えていました。

 

でもHACCPに取り組んで気づきました。

 

事故が起きていないことと、
リスクが存在しないことは別です。

 

ネジが少し緩んでいる。
 

床に水が残っている。
 

器具の置き場所が乱れている。
 

温度にわずかな変化がある。
 

記録に抜けが増えている。

 

こうした小さな違和感を
「これくらいなら大丈夫」と放置すると、
やがて異物混入や微生物汚染、重大なクレームにつながる可能性があります。

 

だから必要なのは、
事故が起きてから犯人を探すことではありません。

 

日常の現場で、

「何か変だ」
「いつもと違う」
「このままで大丈夫か?」

という気づきを拾い、
その場で改善につなげる仕組みです。

 

ここで食品衛生7Sと予防保全が活きてきます。

 

清掃する。

整頓する。
設備を見る。
記録する。
異常を報告する。
必要なら止める。

 

これらはすべて“衛生管理という仕事”です。

 

品質管理担当者だけでは食品事故は防げません。

 

経営者、工場長、製造、設備、清掃、出荷。
 

全員がリスク管理の一員になる会社をつくることが重要です。

 

「事故はないが、現場に不安がある」
「社員が異常を報告してくれない」
「改善がいつも後手に回る」

そんな企業は、事故が起きる前に仕組みを見直すタイミングです。

 

オーシャンブリッジ株式会社は、現場巡回・食品衛生7S・社員教育・HACCP/JFS-B認証支援を通じて、“事故になる前に気づける現場”づくりを伴走支援します。