日曜の昼下がり

春のよそおいの空に誘われ
春の日差しをうけた
三角形のレインボーカイトに
見下ろされ

梅の誘いはとても眩しく
梅林越しの水の若さに我寂しく

コーヒーの香ばしさにしばし我を忘れ

右に菜の花
左に水仙
の丘に分け入り

かおりは時の流れをしのぎ

すべては
時も風も起こし
すべては自らタービュランスを課す
虹色のカイトの奇術なのか

yatcha john s.  「 Nijiiro no izanai 」