オーディブルで聴きました。

 

「怪奇現象が起きる本当の理由」に迫るというより、レコーディングスタジオで自分が体験したことって感じです。

 

こういう聴き方をする作品ではないのはわかってますけど、別の意味でこわさを感じてしまいました。

 

八木崎さんはレコーディングスタジオに勤めていたとき、コーヒーを何杯も飲んで眠気を覚まし、夜はカフェインが効いて眠れないので睡眠導入剤を使って無理やり寝て、起きてぼんやりした頭をまたコーヒーで無理やりはっきりさせる、という悪循環におちいっていたそうなんです。

 

専門家でもなんでもない素人が適当なことをいうと……ダウナー系とアッパー系を交互にやるみたいなヤバさを感じるんですけど……。カフェインと睡眠導入剤(ベンゾジアゼピン系?)。神経系にすごく悪そうな印象。

 

八木崎さんは幻覚を見ます。それについてこのようなことをいってます。

 

『小学生のときに覚醒剤防止の集会で元中毒者の幻覚体験を聴いてゾッとしたのと同時に、麻薬にさえ手を出さなければそういうヴィジョンとは無縁でいられると思っていた。』

 

 

不規則でハードな仕事のためにベンゾジアゼピン系の薬を服用して、どえらい目にあった知人を二人知ってます。ひとりは離脱症状でひどい体験を、もうひとりは寝ているときに身に覚えのない行動をして恐ろしい思いをしたそうです。専門家に従って服用していれば問題ないことが多いのだろうし、なにかあったら相談すればいいのでしょうけど……。

 

それはさておき、レコーディングスタジオの怪。多いみたいですね。わたしも体験談を聴いたことがあります。入口の目立たないところにお札がはってある原宿のスタジオの話。レコーディングスタジオで怪奇現象が起きる本当の理由……なんでしょうね。