発売を知った日(多分発売日当日)注文したが、入荷がいつになるかわからない→多分10月18日ごろ→と連絡が入っていて、ずいぶん遅くなるんだと気落ちしていた10月初旬、楽天ブックスから2刷が届いた。すぐに読み始めたものの、3日間頭痛に見舞われ、やっと今日読了。
ガス抜きとか、さまざまなことが言われているが、私は良い本だと思った。
初めからこのパンデミックの嘘に気づき、調べ尽くしてきた私としては、新しい情報はなかったが、国内の公式なデータはとても分かりやすくまとめられ、また、製薬会社内部の人でないとわからない側面や肌感覚は貴重な情報だった。
仲間の死をスルーできずに、出版に踏み切った方達だけに、会社愛も厚い方達であろう。どうしてもワクチンというものを全否定できない気持ちは分かる。が、客観的に見て、同意できない部分が大きく2点あった。
1つ目は、インフルエンザワクチンは危険でない、と言っている点。ワクチンには重金属系のアジュバントという防腐効果を持たせる名目で入れられているものや、ヒトや動物の組織の一部も使われている。それらの成分の危険に触れていない点である。
2つ目は、ポリオワクチンは明らかに多くの人命を救った、と言い切っているところである。
その証拠として引いているグラフが、小学生でもわかる怪しさではないか。
ピークの点から急激に、80°くらいの下降直線を描いているほぼ中間地点が、ポリオワクチン投入開始時なのだ。ならばこの下降直線の前半部分の原因は何なのか。実は、感染の減少は上下水道など衛生面のインフラ整備の普及と完全にリンクしていることは証明されている。そして、ビルゲイツがアフリカ諸国にポリオワクチンを強制したことでたくさんの子供達の命が奪われたことも広く知られた事実である。この本の執筆者達が、海外の、陰謀論として検閲され消されてしまっている真実の情報に辿り着けていないのは極めて残念な点だった。
以上の2点が気になるところではあるが、
コロナに対して、人類が初めて打つことになったmRNAワクチンについては、非常に分かりやすく説明されており、現場の立場からよくここまで書けた、と、感心する。(上からですみません)
また、デモや集会、訴訟などがたくさん起こっていることも書いてくださっている。このことも大きい。そして、ワクチンで亡くなった同僚についての部分は、お父様の談など涙が出てしまう。
淡々と、そして部分的に情緒的に、我が事として読める本である。ワクチンをマスコミを国を信じてやまない人に、何か本を一冊渡すとしたら、これで良いと思った。
余談だが私も教員時代、共著の形の本を何冊か出したことがあるので、こうしてまとめ上げるまでの苦労はよくわかる。本当に感謝しかない。
誰もが思いを馳せることだと思うのは、「チームK」が今、どうなっているのか、ということだ。
社内では「チームK」が誰たちなのか大捜査が行われているのだろうか。しかし、亡くなった若き社員の名前を、恐らく本名で出している以上、あっという間に辿り着ける気がする。むしろ、書店に並んだその日、自分たちで名乗り出て、クビにするならしてくれ、と、社長に迫っているような気もする。これでクビになったことが公になったら、益々meiji seikaファルマのイメージは悪くなることは必須だとすると、何らかの処分はなし、見て見ぬふりをしているような気がする。
会社側の対応が実際に穏便なものであったなら、それも世の中に漏れ聞こえてほしい。そうして、厚労省や地方自治体から、第二、第三の「チームK」が現れてくれることを願ってやまない。