予告的な映画、と聞いて、現在のアメリカは内戦前夜だとかも聞くので、見ておこうと思い、見てきましたが、ハッキリ言って全くの期待外れ。
そもそも何で内戦状態になったのか、何をめぐって国内のどういう立場の人とどういう立場の人が衝突したのか、全くわからん。
10分くらい見ているうちに、この人が主役なのかな?という人がわかって、どうやらその人はプレスの人で、大統領のインタビューを取るという手柄欲に動かされてホワイトハウスをめざすんだけどたまたま知り合ったカメラマンのたまごみたいな若い女の子も連れて行くことになって、もう有り得ない。途中途中で銃を持った迷彩服の人間に出くわしては仲間が撃たれていく。まあとにかくたくさん銃が打たれて、爆弾が爆発して、血が流れて、人が死んで、するのですが、誰対誰なのか、ちっともわからない。
私が予想していたのは、政府が何らかの政策を強行することによって、市民同士の対立が激化し、平和な街、平和な人間関係が崩壊していく。その極端な形として戦争状態になり、そこに政府がどう対処し、軍がどう関わり、最後、街が、国が、どうなるのか、というようなストーリー展開だったのですが、全然違いました。
最後、大統領は結局殺されちゃうんですけど、どういう考えを持った者に殺されたのか、殺すことにどんな意味があったのか、分からない。わからないことだらけの、ただ、サバゲーみたいな映画でした。
アメリカ人には分かるのかなあ。謎だわ。
結論は、お金払ってみる映画ではないですね。
時間とお金の無駄でした。私はね。
あくまで私見ですよー