先ず最初に書いておきます。
この悲惨ないじめ凍死事件が起こったからといって、旭川市そのものに良くないイメージをステレオタイプに持たないで欲しい。それを前置きにして書きたいと思います。
先ずはこの事件のことを良く知らないというかたは↓こちらをご覧いただいてから続きを読んでください。
文春が被害者の顔写真を公表してるのは【強い遺族の意思】があるようです。もちろん死んだ娘の写真を世の中に晒されて喜ぶ母親はほとんどいないはず。だけど、そこまでしないと世の中は動きが遅いことを知ってるから「爽彩が14年間、頑張って生きてきた証を1人でも多くの方に知ってほしい。爽彩は簡単に死を選んだわけではありません。名前と写真を出すことで、爽彩がイジメと懸命に闘った現実を多くの人たちに知ってほしい」という思いからのようです。
僕は連日この事件のことについての記事のリンクをFacebookに貼っています。
しかし、どうやらこの事件は国民の多くが無意識のうちに「あまり触れないほうがいい。あまり関わらないほうがいい」と避けてるように僕は感じるのです。実際に知人の何人かに「長谷川さん、あまりこの記事のことばかりFacebookに書くと、みんな嫌がると思いますよ」と言われました。
いや、、…
しかし考えてください。
コロナ禍についての決してポジティブとは言えない記事は、この旭川事件ほど嫌がられていますでしょうか？
いや、もっと言えば東日本大震災について当時記事を連日書いていても、むしろ共感の念を抱いていたと思います。むしろ震災のことは「東日本地域だけではなく、私たち国民みんなの悲劇です」と言われましたし、多くの国民はそれを「その通りだ」感じていたと思うのです。
しかしこの旭川事件に関してはどうでしょう？
「国民みんなの問題です」と言えば「まあまあ長谷川さんの気持ちも分かるし、とても大きな問題だけど、うちらが騒いでも良くないよ」と言われるのです。
それっておかしくないですか？
人の死んだ数がひとりだと問題では無いんですか？
これは旭川市だけではなく国民みんなが問題として考え発信するべきとやはり僕は思うのです。何故なら、旭川事件は氷山の一角であって、日本中に実ははびこっているのは間違いないし、それに【人として有望な将来があったひとりの子が、社会の役に立たない屑の被害で亡くなっている】。しかもとても残酷な形で…
だから今はこんな記事を書く僕が嫌だと感じるかたもいるとは思いますが【東日本大震災を決して国民は忘れ去ってしまってはいけないのと同様に、この旭川いじめ凍死事件も国民は決して忘れ去ってはならない】と思います。
東日本大震災の時には被害にあっていない地域の人たちで涙を流したかたも多いと思います。
ところがこの旭川事件に関してはどうでしょう？涙を流しても、なんとなくまわりは醒めた空気を感じるのです。
何故なんだろう？僕はそれが不思議でしょうがない。
それだから、いじめが隠蔽される悪習が無くならないんじゃないでしようか？
いや、、それとも僕のその感覚がおかしいのでしょうか？おかしいならその理由を説明してください。本当に僕がもしかしたら間違ってると思うことができたなら、その時は素直に認めますから。
この事件は謎が多過ぎるのです。もちろんネットの情報には間違いもあるとは思いますが、僕のような素人でも強く違和感を感じるのは【氷点下２０度近くの場所で死ぬまで我慢して自殺なんかは普通は出来ません】。これは北海道に暮らす人なら誰でも分かることです。酒で泥酔しているか睡眠薬を飲んでいたということが無い限り意識が無くなるまでじっと耐えられるはずがないのです。ところが警察は自殺と言っているのです。おかしくないですか？…
しかも薄着で外に出て凍死。
亡くなった彼女のまわりからスマホや持ち物は発見されず…
事件の背後に何かの存在があるのかどうかは僕はわかりません。だから憶測で断定することは書きません。
しかし【おかしい】ということは間違いないのです。
断定はしませんが、僕の中ではこの事件は自殺とはとても思えない…
だから、やはり国民の多くが【人ごとではない】と感じて騒がなければ、警察の動きや教育委員会の動きはそこでストップしてしまうと思うのです。
ただ、このような事件やトラブルが起こると、いつも良かれと思って実は足を引っ張ってしまう人が一定数現れます。そして多くの国民はその足を引っ張る一定数を見て「胡散臭い」と感じてしまって問題には関わるのをやめてしまいます。
どうかちゃんと洞察しながらなるべく冷静に問題にして欲しいと願います。興味本位の野次馬的な発信ならばやめたほうがいい。
