歌唱力、詞の深さ、メロディセンスが全て発揮された名曲[安藤裕子(12)] | オカハセのブログ

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2010年にリリースされた5枚目のフルアルバム「Japanese pop」のラストに収録されている曲「歩く」を紹介します。
いわゆる「安藤裕子第二期」の最初のアルバムの「Japanese pop」はとても名曲揃いで、とりわけ最後の「歩く」は彼女の、作詞家としての表現の深さ、作曲家としてのメロディセンスの素晴らしさ、そしてシンガーとして純粋に歌唱力、これら全てがふんだんに発揮されているナンバーだと僕は感じています(コンサートでラストにこの曲をやる事が多いのもそれを表していると思います)。

この曲の歌詞を読んだ時、最初は別れた恋人を思っている歌なのかなと思っていましたが、実はそうではなくて、安藤さんの友人の母が亡くなった時に書いた曲の様です。つまり「娘が母親を失い悲しみに暮れながらも、亡くなってから知った母親からの大切なメッセージや愛情を振り返っている歌詞だと思うと、より詞に深いものを感じます。

●『歩く』

作詞:安藤裕子

作曲:安藤裕子

心が きっと幼いんでしょう
あなたのこと知ろうともせず 見誤っていた
傷を付けることにだけ長けて
牙をむけば 安らぐように

走り出し 落ちかけた夕陽を追う
溶けるように連なった 景色を超えて
音のない部屋の中何かが欠けてる

そして

あなたの残したものを見つけ 胸に抱く
今日はこれに名を付け 抱いて眠ろうと
そして登る朝日に そっとキスを送り
いつも通りの笑顔で きっと始めようと

あなたが私に教えてくれた 多くのこと
今になって甦ってくる
顔が少し似始めたようで
鏡を見て 笑ってみせる

振り返り手を伸ばす 時を掴まえて
抱きしめて 抱きしめて 叫んでみても
揺るがない壁の中 私は泣いてる?

決して あなたを忘れないと 強く胸に刻み
あなたの名を想っては 明日を迎えよう
やがて空は動いて そっと星を降らす
終わる今日を流して 夜は走り去る

最後の大サビの
声の伸びを聴くと、シンプルに歌唱力に痺れます。パワフルでエモーショナルな歌い上げかたは胸の中を揺さぶられる。



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