暗譜能力と読譜能力❶ | オカハセのブログ

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《暗譜能力》

僕がたまに読んでいるサックスブログ講座で楽譜を見ながら吹くと陥りやすい3つの重大な落とし穴」
について書いてある良い記事があります。
サックスのために書かれたブログ講座の記事ですが、オカリナにもそのまま当てはまるので紹介します。↓



つけ加えるなら、ただ暗譜すればいいわけではありません。

注意しなければいけない事は【なんのために暗譜をするのか?】と意識する事です。
【暗譜そのものが目的ではない】のです。
例えると「明日歴史のテストがあるから、一夜漬けで歴史の文章問題を暗記するが、文章をそのまま文字として暗記しても実際に書いている意味がチンプンカンプン」なら全く意味がない。意味があるとすれば「テストの高得点」です(確かに意味はあると言えばある?笑)。
だから暗譜とは行っても頭の中で【音符が浮かぶ】という事ではなく【頭の中(心の中)に「旋律」が浮かぶ】という事が、暗譜のメリットなのです。
理想的な言い方をすれば【左脳の入る余地のない状態】。
それは、単に音符ではなく【旋律に対して指が考えなくても動く状態】に。
もちろん今まで楽譜を見ないと吹けなかった人は、最初は「テストのための一夜漬け暗記」になるのはしょうがない。そして「私は耳が悪い」と捉えがちですが、それは単に【今までの習慣が邪魔をしてるだけ】なのです。焦らずゆっくり続けることによって「新しい習慣」が身についてきます。
譜面が苦手だけど、音が拾うのが得意な人の場合は、耳を敏感にしているから耳の感度が良くなってくるのは当然です。そして楽譜にしがみ付くように吹いて耳を使わずに吹いていれば【せっかくの良かったかもしれない耳が退化】してきます。


《読譜能力》

「自分は楽譜アレルギーだ」とか、或いは「譜面なんか読むのはかったるい」と思ってる人が読んで欲しい所。

路上ライブの時話しかけてくるお客さんの中に結構な数の方がこう言う事を言われます。
「僕も楽器をやりたいと思った事があるけど楽譜が読めないから諦めました」…

そこ、諦める理由とちゃうねんけど…

読譜は入門の段階から教本や曲集などを譜面をキチンと見ながら練習していれば、自分の楽器レベルに比例してついてきます。
教本の1ページ目は全音符や二分音符やたまに四分音符で、しかも簡単なリズムです。
いきなり16分音符や32分音符、更にシンコペーションや二拍三連や五連譜などのポリリズムは出てきません(笑)。
楽器未経験の段階から譜面が読める人なんてほとんどいません(笑)。

楽器を触ったことのない方の場合、その事を分かってない人が多いのです。

楽器をやっている人も「楽譜アレルギーだ」と自分で思ってるのは、楽譜をほとんど使わずに楽器を始めたので【慣れてないのを自分でアレルギーだと思い込んでいる】だけがほとんどで、発達障害とかの理由でも無い限り「慣れ」でなんとかなります。
初見演奏が苦手も然りで、
だいたいアマチュア奏者が、15分前に渡された難しい曲の譜面を大勢の前で演奏する機会はほとんどないでしょう(笑)。
初見が強い人はちゃんと(意識的か無意識的かの違いはあるけど)トレーニングして見につけているのです。
初見する機会が無い人が「初見が苦手」ってそりゃ当たり前です。
音大や音楽学校などではカリキュラムに沿ってトレーニングするから初見する機会が無い段階でもある程度の初見能力があるのであって、なんにもトレーニングしてないのに「初見能力がない事が才能のない事」って考えるほどのことではないです(笑)。


以上のように「楽譜に強い人は譜面を見ないで吹ける人を耳が良いと思い」「楽譜を見ないで吹く人が譜面に強い人を凄いと思う」
これはどっちが凄いとかではなく、それぞれ別な能力でありそれぞれ「慣れ」であり、理想を言えばどちらも大事な事なのです。





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