自分史[28]
手に荷物を持つという事は徒歩で長距離歩くのには向かない。
できれば全て背中に背負うとかしたいのですが、テナーサックスと生活用品の両方を収納出来るザックはないので(僕がカバン職人さんだったら作るかもしれない。どこかのカバン職人さん作って下さい「旅芸人用のテナーサックスケースを、笑)長距離は交通機関を利用することにした(なので、僻地はほとんどいけない)。
確か僕が26歳くらいから29歳くらいまでがこのスタイルで旅をしていたころと思います。時代はバブルのピークだったはずです。
だけど路上ライブをやる若者は皆無でしたね。彼らはバブルがはじけたしばらく後(5~6年後)に徐々に現れました。平成ネオフォークデュオと言われた「ゆず」の影響でストリートミュージシャンが流行りましたね。その頃は札幌へ帰っていましたが、とにかくマナーのないストリートミュージシャンが多かった。
流行というのはいつの時代もそういうものです。
話しが逸れました。
はっきり言ってバブルの最後の3年くらいは稼げました。毎日路上ライブをやるので、泊まるところは(僻地にいないせいもあって)野宿はたまにで、ほとんどがサウナ泊まりでした。今のネット喫茶と同じくらいの料金です。カプセルホテルとかは今のネット喫茶よりも高いのでほとんど使わず、サウナのごろ寝の仮眠場所だった。
だから当然カラダは清潔で、しかもサウナや薬湯効果で肌がツヤツヤでした。
路上の客に「美白の肌ケアしてるんですか?」と聞かれた…
するわけねえだろ(笑)。
チャリの時と違い自分の足を使って移動じゃないせいか、どこをどう回ったかはちょっと記憶が曖昧ですが、主に西日本を中心に回ったと記憶しています。
オカハセ