オカリナ遍路[11]空海ゆかりの洞窟 | オカハセのブログ

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二十三番「薬王寺」から室戸岬近くの二十四番「最御崎寺(ほつみさきじ)」までの道のりは、海岸沿いを約75キロ歩きます。早い人で2日、普通は3日かかります。飛脚だと1日かな(笑)。


室戸岬の5~600m程手前に御蔵洞(みろくどう)という名の霊場がある。
弘法大師(空海)が籠もって修業した洞窟。100日間の荒行をした場所と伝えられています。
ここに立ち寄った時、洞窟に入る前からただならぬ「気」を感じずにはいられなかった。神社などのパワースポットによくある強い気だ。
あまりこういう「気」を信じない人も多いと思いますし、僕もあまり意識しないようにしてますが、この場所に関しては「確実に何かある」と思わずにはいられないものがありました。それはもしかしたら僕のその時の精神的なものといろんな条件が重なって感じたものかもしれないし、たまたま僕がその場所で何かを感じる運命的なドラマだったとしても、その【感じたことは大事にしたい】のです。
勘違いと片付けたくないものがあります。

信仰してる宗教によっては「パワースポットなぞはサタンの棲家」と考えるでしょうね。


洞窟の外から山を見上げながら、オカリナで「遍路道」を吹きました。少しずつ洞窟の入り口に近づき、洞窟の中に響く音を感じながら。

そして洞窟の中に入りました。中に入り奥へ進む。結構奥までは長かった。
奥へ着くとそこは神仏混交でした。お大師さんにゆかりが深い霊場は神仏分離令以降も特例としてこの様な霊場が結構あります。ひと通りのお経を唱えて、またオカリナで「遍路道」を奉納して、それから般若心経を何回か唱えてはまた奉納して一度表に出ました。



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二十三番から二十四番までの道はほとんど国道を歩くのですが、要するに昔はほとんどまともな道がなかったのだろうと思います。
当時の空海やお遍路さんは岩場や断崖を命がけで歩いていたと思います(実はよく探すと、ところどころに岩場の小道とかの形跡が残っている)。

 

 
空海の時代には洞窟のすぐ手前までが海だったようです。
 
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中は真っ暗。
ロウが数本灯され、聞こえる音は荒々しい波の音だけ。
 


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この「御蔵洞」はお大師さんの修行の場の中でも特に重要な場所。
どう重要なのかというと、どうやら【ここでの100日間の荒行を経て「弘法大師」から「空海」に改名をしたようです。
まさに目の前にひろがる「空」と「海」に感動したのですね。


その日の夜は洞窟の中で寝袋を敷いて寝る事にしました。

翌朝はまたおまいりして「遍路道」を奉納してその場を離れました。
もう一泊したいなと思う場所でした。

オカリナ遍路[12]



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