ジョンコルトレーン② | オカハセのブログ

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今日9月23日はジョンコルトレーンの誕生日になります。    来年の今日は生誕90年。
なので今日は②③と続けてコルトレーンの事を投稿しようと思います。
①では、コルトレーン本人のプロフィールを僕視点でざっと書きましたが、今回の②では、僕にとってのコルトレーンについて書きます。

あまり神格化しないように書いたつもりでしたが、読む人はどう感じたのかな?
昔のジャズメンにありがちな「突っ込みどころ満載」だったと思います(笑)。

白人女性の誘惑を拒否出来ないところ等…や、「末期癌の痛み止め」が理由とはいえ【死ぬまでヘロイン様薬物(モルヒネ)でドーピングして演奏していた】ところ等…

コルトレーンが好きな僕からすれば「とにかく自分がやるべき活動は止めたくなかった」と取れますが、コルトレーンが嫌いな方から見れば「大義名分を理由に薬物に頼っていた」と思われると思いますし、実際ファンや本人は「その部分を見ないよう」にしていると思います。

1966年に来日した時、記者会見の場所で「何か一曲演奏して頂けますか?」に対し30分以上も延々と吹き続けたらしい…
神がかっていると解釈されたようですが、多分痛み止めのモルヒネで意識が飛んでいたのでしょう…
実際その頃病状はかなり酷かったらしいですから。

普通は自分が好きなアーティストは人に勧めるモノですが、僕はコルトレーンを人にはあまり勧めません。良くも悪くも濃いアーティストだからです。
コルトレーンはススメるモノではなく、縁があれば【出会うモノ】だと思います。

太宰治が好きな人があまり人に「太宰治読んだほうがいい」と言わないのと似てるかな、いやチョット違うな(笑)。少なくとも【代表作の「人間失格」は僕はススメない】です。「斜陽」ならむしろススメますが。

ジャズにハマった最初の頃は、しばらくコントレーンの良さは理解できませんでした。
当然の如くジャズ屋のマスターとかはコントレーンをススメます。それで聴かされるのですが、僕には難解に聴こえてしまって楽しめない…

このジョンコントレーンは、受け付けない方にとってはかなり嫌いになるアーティストだったりします。
いやむしろ、初めて聴くコルトレーンがアバンギャルドに傾倒した後のだとすると、その中で最初からいいと感じる人は「極々、少数派」です。
その他の何割かは良くも悪くも「何か心に引っかかる」し、何割かは「嫌悪感」を示し、何割かは「ピンとこない(わからない、面白くない)」となる。
それは、良くも悪くも極端なくらいに自身の音を追求しているアーティストだからです。ジャズ屋のマスターの中にも嫌いな方は結構いました。
初めて聴いて「よくわからない」と感じた人、あるいは「何か心に引っかかる」と感じた人のこれまた何割かの人がその後の人生の中で【偶然(必然)何かのタイミングの時に聴いて不思議な感覚になる(鳥肌が立つ等)という出会い方】は、このコルトレーンに関して良く聞く話です。

そしてアンチな方がよく言われるのは「コルトレーンはスウィングしない」という言葉。ジャズメンとして、言われると最もキツイ言葉です。
サウンドがゴツゴツしていて不器用っぽいのに超絶技巧(笑)。究極の「ヘタウマウマ」(ウマが二回はヘタウマよりも上手いの意、笑)。

実際は、コルトレーンはスウィングしていないともいえるが【あれがコルトレーンのグルーヴ】ともいえるわけです。


ん?なんかマニアックになって来たので、話しを元に戻します(笑)。


良さがイマイチわからなかったコルトレーンでしたが、それを変えたのは。

函館山に登る途中にあったジャズ喫茶で、コルトレーンのビデオを観た時に自然と「鳥肌が立つ」感覚を覚えました。


オカハセ。


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