「蒼穹の昴」シリーズの「珍妃の井戸」読み終わりました。
清朝末期、義和団事件の最中、紫禁城内で、
皇帝の寵妃であった、珍妃を殺した犯人を、
日本・イギリス・ロシア・ドイツの貴族たちが探る話。
フィクションとノンフィクションが混ざっています。
関係者に証言を聞くのだけど、全員違う人を犯人だと言う。
中国人は嘘つきばかり?と思ってしまいます。
まぁ、ドラマを見てると、みんな自分や家族の保身しか考えず、
人を罠にはめることが多い。そうでないと命に係わるからですよね。
他のドラマを見てても、重要人物もすぐにみんな殺されてしまい、
命って軽い、恐ろしいと思います。
死ぬのが当たり前だから、殺すのも殺されるのも当たり前になるのでしょうか。
現在の通説では、珍妃を殺したのは、義母にあたる西太后だそうです。
義和団事件での一般人の被害についても書かれており、
諸外国から見たら中国人なんて人ではないと思われ
(日本も連合国軍に入ってたわけですが…)
壊す・盗む・犯す・殺す、なんでもされてしまっていたようです…
本当に恐ろしい時代ですね…
ドラマ「蒼穹の昴」の、珍妃と光緒帝
話は変わりますが、光緒帝のお付きの宦官、蘭琴(ランチン・春雲の義兄弟)の
の子供の頃からの描写(蒼穹の昴)を読んでると(少女と見まごう美しさ)
なんだか、板垣李光人くんが浮かんでくるんですよね~。ぴったしな感じ。