『屏風の虎退治』という説話があります。
室町時代の臨済宗の僧、一休宗純をモデルにした江戸時代の説話『一休さん』の有名な
エピソード。
足利義満が一休に出した問題の一つで、「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので
退治して欲しい」と義満が訴えたところ、一休は「では捕まえますから虎を屏風絵から出して下さい」と
切り返し、義満を感服させたというお話。
この『屏風の虎』って、現代もあるように思います。
企業やビジネスにおけるビジョンや、将来のあるべき姿、施政方針みたいなものって、
例えば「中期経営戦略」とか言って、企業トップから仰々しく出されたりして、その方針に
従って、組織の進むべき方向が決まったりします。
その内容は勇壮であったり、大きなチャレンジだったりもします。
言わば、これこそが『屏風の虎』
いかに勇ましく恐ろしい虎でも、外に出ることができなければ、ちっとも怖くはありません。
紙に書いたビジネスの方針が、虎のように勇猛に駆けることができるか、ということが
ホントに大事に思います。
「虎を出せなければ、ただの屏風」です。
屏風の虎を外に出せるか?
ビジネスを正しい形にできるか?
そこが重要ですね。