元プロ野球投手で、読売ジャイアンツと阪神タイガースで活躍した小林繁氏が急逝しました。
今年から北海道日本ハムファイターズの一軍投手コーチとして、前日は球団のイベントに参加して、
翌日朝心筋梗塞とのことでした。
57歳ですから、ホント若い死です。
小林繁といえば、何と言っても1978年にプロ野球界に起こったいわゆる「空白の一日」事件の
一方の当事者としてあまりに有名です。
本人的にはとばっちりでしょうが、事件の渦中に巻き込まれ、江川卓との交換トレードで阪神に移籍し、
そのシーズンに意地の22勝で最多勝を獲得し、読売ジャイアンツに対しては負けなしの8連勝。
「空白の一日」事件で、辟易とした野球ファンの溜飲を下げました。
私は当時小学校の高学年で、野球少年でしたが、リアルタイムではこの社会的事件の大きさは、
感じてはおらず、とは言っても読売ジャイアンツが嫌いになった要因の一つでもありましたし、
小林繁の潔さに、子供心ながら感銘していました。
最近の小林繁氏にまつわることで、最も印象に残っているのは、数年前の日本酒のTVCMで、
江川卓氏と対面形式で語り合ったものです。
その内容は、シナリオなしのすべてアドリブで、当時の想いと今の想いを2人が真摯に語っていました。
小林繁も江川卓も、間違いなくプロ野球界の歴史、いや社会的歴史の中での重要な登場人物であり、
その様々な人生観などが凝縮された大人の男同士として語っていて、本当にいいCMでした。
スポーツファンとしてプロ野球ファンとして、偉大な足跡を残した小林繁氏の死が悼まれます。