苦労してマネジメントや経営者になった人は、ある意味での一国一城の主。
若い頃から志高く夢を持って勝ち取ったポジションでもあり、その組織を理想のものにするため、
色んなビジネス書で読んだことや格言を実現しようとします。
「議論を徹底的に尽くせ」
「なぜを5回繰り返せ」
「上の言いなりになるな、自分をしっかり持て」
などなど。
でも、トップになった人は、その理想を実現するチャンスを得るのと同時に、巨大な人事権を持つ場合が
多々あります。
ホントに理想の組織を作るためには、その組織を構成する『人』の属性やタイプ・バリエーションを
豊富にしなければなりません。
『出る杭は打たれる。ただし、抜けない杭になれ』
と言うのは、個々人に対する姿勢を語られてますが、人事権を持つ人間からすると、
「出る杭で抜けない杭は面倒くさいから、杭ごと違うとこに追いやる」
という手段に出ます。
自分が、若くから理想としていた組織を実現するためには、自分に対して諌言を言える人間や、
色んなタイプの人間が必要になるんです。
ただ、巨大な人事権を持ってしまっているばかりに、その理想の実現よりも、耳障りのよい、
言うことの聞きやすい人間を集めたがるのです。
組織が腐るのはそこからなんですね。
結局、構成する『人』の戦略が自分の理想から乖離していく。
以前も触れましたが、よい組織を作るためには『レンガより石垣』です。
http://blogs.yahoo.co.jp/obusuke_1213/50864774.html
様々な『人』のタイプを集められるマネジメント・経営者が強いのです。
腐った組織は「イエスマンしか残らない」わけです。