父親たちの星条旗 Flags of our Fathers | オレンジ応援日記

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法政大学体育会バスケットボール女子部『HOSEI ORANGE WITCHES』応援ブログです。

いわゆる「硫黄島」二部作の第1弾。

すでに第二部の「硫黄島からの手紙」が公開されているので、いまさら第一部を観るのも少し
遅れておりまして、ホントは、「硫黄島からの手紙」だけを観ればいいかなっと思ってたんですが、
せっかくの二部作でもあり、2つの映画を続けて観ることがおそらく大事なんだと思い、観てきました。

さて、いろんな雑誌でも紹介されていますが、一言で感想を言うと、「単純な戦争映画
ではなく、ヒューマンドキュメンタリーである」と言うところでしょうか。

はからずも、(二度目の)国旗掲揚を行った6人の兵士たち。
生きてアメリカに戻れたのが3人で、その3人がアメリカ政府による国民への戦意高揚と軍事資金調達の
国債発行キャンペーンにプロパガンダとして借り出される。

『英雄』として崇められる彼らが、『真の英雄』は硫黄島含め、多くの戦死した兵士なんだ、という
想いや細かい感情をよく表しています。

結局は、生き残った兵士も戦死した兵士も、誰一人として自分を『英雄』だと思ってはいないので
あろう、と言うのが、きっちりと語られていて、さすが巨匠クリント・イーストウッドの作品。

幾度となく、戦場と現在(戦場ではないが過去)と、本来の現在(この作品の原作執筆当時)が
フラッシュバックのように繰り返されていて、観ている途中は、それこそ外人なんてどれも顔が
一緒に見えるので、よく流れがわからないところが多々あったんですが、実は後になっていれば、
なるほどよく繋がっているのもわかり、もう一度同じシーンを観たくなる衝動に駆られるのも、
演出がよかったからでしょう。

『英雄』とされた3人の若者たちの、時代と大衆に翻弄された切ない人生もうまく描かれており、
引き付けられました。

まさに単純な戦争映画ではない、人間ドラマの深さを感じた次第です。

いやぁ~、観ておいてよかったですよ。
これで、第二部の「硫黄島からの手紙」も凄く楽しみになってきました。