≪箕輪城址の木橋が完成≫
高崎市の旧箕郷町地区にある箕輪城(みのわじょう)は、1500年頃に長野業尚によって築城された、東西約500メートル、南北約1100メートルに及ぶ平山城です。1566年に武田信玄に攻め落とされると、次々に城主が変わりましたが、武田氏、織田氏、北条氏、徳川氏の拠点としていずれも有力な家臣が配置されました。最後の城主・井伊直政は、徳川家康の家臣の中では最大石高の12万石で封じられ、1598年に直政が居城を高崎城へ移したことで、箕輪城は廃城となりました。
先日、その箕輪城址の本丸跡と蔵屋敷跡をつなぐ全長約29メートルの木橋が完成しました。2005年度の発掘調査で見つかった橋脚の礎石の配置などを参考に当時の意匠を取り入れ、橋脚には市内産のアカマツが用いられました。2016年には虎口門(こぐちもん)が復元されており、橋を渡って門をくぐれば、ますます戦国武将の気持ちになれますね。
ちなみに昨日4月6日は、「城(4・し 6・ろ)の日」でした。箕輪城は国指定史跡であり、公益財団法人日本城郭協会が認定した日本100名城にも選ばれています。
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