≪東日本大震災から11年≫

東日本大震災から今日で11年を迎えます。未曽有の大震災と大津波が2万人を超える尊い命を奪い、東京電力福島第一原子力発電所事故により、10万人を超える福島の方々が住み慣れたふるさとを離れざるをえなくなりました。改めまして、お亡くなりになられた方々とご遺族の皆さまに哀悼の意を表しますとともに、今なお避難生活を余儀なくされている皆さまに心からお見舞いを申し上げます。

これまで「東北の復興なくして日本の再生なし」という強い決意のもと、政府・与党一丸となって復興に取り組んでまいりました。昨年度からは5年間の「第2期復興・創生期間」に入り、ハード面だけでなくソフト面の政策にも重点を置きながら、新産業・新エネルギーの拠点整備や、交流人口の拡大などに取り組んでいます。例えば福島県の川内村では、村の新たな産業にしようと、2016年からぶどうの栽培とワインの製造に取り組み、昨年遂にワイナリーがオープンするなど、未来へとつながる動きが進んでいます。

川内村は、経済産業大臣時代に視察したご縁でそれ以来毎年訪問し、お祭りや運動会に参加したり、田植えのお手伝いをさせていただいたり、村民の皆さまと膝を突き合わせて語り合い、様々な思いを伺ってきました（写真は2019年5月に撮影されたものです）。コロナ禍となり、ここ2年間は訪問できていないので残念ですが、引き続き皆さまの気持ちに寄り添いながら、復興の応援をさせていただけたらと考えています。

2011年3月11日午後2時46分。あの日、日本に何が起きたのか、その経験と教訓を決して風化させることなく将来へ継承していかなければなりません。これからも復興に向けて、全力で取り組んでまいります。

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