≪日本遺産の日≫ | 小渕優子 オフィシャルブログ Powered by Ameba

≪日本遺産の日≫

皆さんは「日本遺産」をご存知でしょうか。文化庁が認定する日本遺産は、魅力溢れる有形・無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、活性化を図ることを目的としています。現在、日本の文化・伝統を語る104のストーリーが登録されており、2月13日は、文化庁及び日本遺産連盟が定めた「日本遺産の日」(にほん「2」いさん「13」)です。

 

私の地元では、「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」というストーリーが登録されています。上州名物「かかあ天下とからっ風」とよく言いますが、かかあ天下は恐いお母さん、恐妻家という意味ではありません。群馬の女性は古くから養蚕や製糸などの絹産業で家計を支え、男性から「うちのかかあは働き者で天下一」と言われたことに由来します。甘楽町や中之条町、桐生市、片品村にある13の文化財を訪ねると、群馬の、そして日本の絹文化とともに、誇りを持って家を支えた上州の女性たちの姿が見えてきます。

 

写真は、13の構成資産のうちの1つである中之条町六合(くに)赤岩地区で、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。養蚕農家は、1階と2階の境に外壁より外側に梁を出して、その上に通路や手すりが設置されている「デバリ(出梁)」があるのが特徴で、この地区には大型の養蚕農家が数多く残っています。

 

この機会にぜひ「日本遺産ポータルサイト」(https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/index.html)にアクセスしてみてください。コロナ禍ということで、なかなか実際に日本遺産を巡るのは難しい状況ですが、ひとつひとつのストーリーを読んでいただくと、日本の広さ、文化・歴史の奥深さや魅力を感じることができますし、意外と近くにあっても、今まで知らなかった歴史的遺産に巡り合えるかもしれません。

 

六合赤岩地区①

六合赤岩地区②

六合赤岩地区③

 

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