≪砂防事業≫ | 小渕優子 オフィシャルブログ Powered by Ameba

≪砂防事業≫

浅間山の噴火によって、火砕流などが雪を溶かして流れる融雪型火山泥流や、土石流の発生時に岩石や火山堆積物などをせき止めるための片蓋川第二砂防堰堤が、昨年、嬬恋村鎌原に完成しました。国は2012年から2026年までの計画で、浅間山の噴火に備えて16本の渓流(群馬県は8渓流)で砂防堰堤の工事を進めています。

 

片蓋川第二砂防堰堤は、火山砂防事業として全国で最初に整備されたもので、幅344メートル、高さ14.5メートルの規模を誇ります。

 

同じく嬬恋村を流れる吾妻川で整備中の大笹床固群(とこかためぐん)の工事は、第一床固工と第一帯工(2枚目の写真)が昨年度に完成しました。その下流の第二床固工、第三床固工は、現在工事が進められています。ちなみに床固群とは、水の流れによって、川底の土砂が下流に流れるのを防ぐための護岸工事を施した場所の総称です。

 

私は現在、全国治水砂防協会の理事も務めさせていただいております。引き続き、建設事業者の皆さまや、国土交通省、利根川水系砂防事務所、群馬県の県土整備部や各市町村の関係者の皆さまと連携しながら、防災・減災対策を講じ、安心安全な地域づくりを進めてまいります。

 

※写真提供:利根川水系砂防事務所

 

①片蓋川第二砂防堰堤

②大笹上流床固群(遠景)

 

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