≪私の地元と大河ドラマ③≫

来年放送予定のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。鎌倉幕府を支えた執権・北条義時の生涯が、主演・小栗旬さん、脚本・三谷幸喜さんによって描かれます。

川原湯温泉の歴史は古く、1193年に源頼朝によって発見されたと伝わっています。ちなみにドラマでは、大泉洋さんが頼朝を演じる予定とのこと。

頼朝が温泉に入る際、衣服を脱いで掛けたと伝えられている「衣掛石(ころもかけいし)」という石があり、長らく「王石(おういし)」あるいは「神代石(しんだいいし)」と呼ばれ祀られていました。ところが、1930年(昭和5年)に発生した土砂崩れで埋没してしまいました。それが2018年(平成30年)、道路を掘削した際に発見され、実に88年ぶりにその姿を現したのです。ただ、石全体にひび割れが確認され、移設が困難なことから、3Dデータを取得してレプリカを作成し、実物はそのまま地中に埋め戻されました。

その衣掛石の実物が埋まっていて、レプリカが置かれているのが、今年の春に整備されたばかりの源泉公園です。

ご近所に、普段は気にしたことのない石碑や、歴史を物語っているけれど読んだことのない看板などはありませんか？コロナで遠出できない昨今、このコラムがきっかけで歴史に興味を持ったり、皆さんがお住まいの地域の史跡に目を向けるきっかけになれば幸いです。

#obuchiyuko #Gunma #地元関連 #小渕の史跡巡り