≪東日本大震災から10年≫ | 小渕優子 オフィシャルブログ Powered by Ameba

≪東日本大震災から10年≫

東日本大震災から、今日で10年になります。あの日起こった地震・津波は、2万人を超える尊い命を奪い、東京電力福島第一原子力発電所事故は、10万人を超える福島の方々に、ふるさとからの避難を余儀なくさせました。私も10年前の地震直後の衝撃と不安な気持ちは今でも鮮明に覚えています。

 

この10年間、被災地の皆さんは懸命に復興に取り組んでこられました。私は震災以降毎年、福島県にお伺いさせていただいています。その度に、避難から戻ってこられた方がお店を再開される、新しい住宅地が建設される、県外から新たな企業が工場を建てる、といった復興の現場を目の当たりにし、逆に元気をいただくこともありました。また、JR常磐線の全面開通や浪江町の世界最大規模の水素製造施設のオープンなど、未来への希望につながる動きもあります。

 

しかし、福島の復興は、まだまだ道半ばです。多くの地域で避難指示は解除されましたが、今も2万人以上の方々に避難指示が出されています。事業やなりわいの再建も、原発立地地域では震災前の水準から大きく落ち込んだままです。福島第一原子力発電所においても、まだまだ難しい課題が残っています。

 

東日本大震災は、地方における少子高齢化、大規模災害への対応の弱さなど我が国が抱える課題を一気に明らかにしました。東日本大震災からの復興の道筋は、我が国の将来そのものです。なんとしてもやり遂げなければなりません。

 

また、この10年を見ても、毎年のように大きな地震や水害といった自然災害がありました。防災・減災の取り組みは、東日本大震災を契機に、ずいぶん進んできたと思いますが、大きな自然災害にも最小限の被害で食い止めることが、東日本大震災の教訓を活かす私たちの責務だと思います。

 

東日本大震災から10年、これまで自分自身は何ができたか、これから先何をすべきか、これからも復興に向けて、私ができることに全力を注ぎたいと思います。

 

視察①2016年5月

視察②2019年5月

視察③2019年5月

※写真はいずれも過去に福島県の川内村を視察した際のものです。

 

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