「関心領域」を見ました


とても静かな映画です


木漏れ日に揺れる木々、たおやかに流れる川

青く澄み渡る空

庭にはいろんな花が咲き誇り

旬の野菜が彩りよく実る

そんな田舎の一軒家に住むドイツ人一家


遠くからかすかに響いてくる音


だけど

この家が何処にあるのかを知れば

とてつもなく恐ろしい音だと気付く


この一家の主人は

アウシュビッツ強制収容所所長

そしてこの映画の舞台は

アウシュビッツの隣で幸せに暮らす

所長一家のお話です


そう…

遠くから、微かに響いてくる音は

銃声、叫び声、ユダヤ人を乗せてくる汽車の音

絶え間なく黒い煙を吐く煙突が

遠くに見える


所長一家に届けられる宝石や毛皮

何処から来るのか想像できてしまうのが恐ろしい

そう…とても恐い映画です


でも、とても静かな映画です

だけど「アカデミー音響賞」を受賞しました


他に

アカデミー国際長編映画賞

英国アカデミー賞

カンヌ国際映画祭グランプリ

他多数


現在のアウシュビッツの映像が

最後の方に少し映し出されます

とても衝撃的で

帰りの電車で思い出し

涙が出て困りました


見て良かったと思います



これも楽しみ…


まだ骨組だけですが

出来上がりが楽しみ



駅のホームで見つけた

なんか…昭和のかほりがする看板