引きこもり、摂食障害克服までの道のり と ココロのこと -37ページ目
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取り組み前の状態2(過食嘔吐期・チューイング期)

■過食嘔吐期・チューイング期

2009年3月初めか中旬ぐらい~2009年6月後半あたりまで


私は「嘔吐」が苦手でした。


そしてへたくそでした。

それを言い訳にこのときまで「嘔吐」は避けてくることが出来ました。

(なので私の摂食障害は過食、拒食を繰り返していた)

でも、もうこれは「しなければとんでもないことになる!」とものすごい何か大きく不安なものが襲ってくる感覚を強く覚えました。


そして 吐きました。


必死で、必死で、痛くて、苦しくて、首も、舌の裏側も、胃も、背中も、頭も、慣れない力を入れるものだから、つりました。血が上って、ガンガン頭が痛みました。

それ以上に、「太る」というか、もう、「なんだか分からない大波が来る!!」という恐怖の方が強かった気がします。


「なんだか分からない大波がくる!」その奥に、「太って醜い私」しか見えていませんでした。

「そうしたら、もう外にいけない!生きていけない!存在する理由が無い!」

(ただでさえひどい風貌なのにこれ以上何かなったらもう世界が私が存在すること自体を認めないだろうという感じでした。)



苦しくても、苦しくても、苦しくても、苦しくても、吐きました。

泣いて、泣いて、泣いて、泣いて、吐きました。


吐けなくて情けなくて、食べた自分が情けなくて、とにかく「食」に取り付かれてしまって何もかもコントロールできない自分がとにかく悲しく惨めで情けなかったのです。


4月あたりまでは「コレで大丈夫・・・」などと吐くたびに安堵を感じていましたが、全く状態の変わらない自分に、「一生こうなのか・・・・」と空恐ろしいものを感じ、「何とかしなければ・・・」と思うようになったのです。


吐けない時はチューイングでした。


熱々の3合ご飯にマーガリンを一個ぶちこんで、口の中をやけどしても口いっぱいにほおばって噛んで噛んで噛んで出していました。ヤキソバも生めんのまま。食パン、お菓子、ものすごい量を噛んで出しました。

口も顎も喉も疲れて疲労してもやり続けてしまう。

スーパーの袋を二重三重にして、ティッシュを何枚も中に入れてそこに出す。

とにかく泥水を入れたようにドップリと大きな水風船が出来ました。

唾液でこんなに容量が増えるものかと本当に驚きました。それだけ水分も栄養も失っているということです。

チューングの後は、ものすごく喉が渇きました。


このときは水を体が欲しいだけ飲むことが出来ました。

この時も悔しくて悔しくて情けなくて泣いていました。



一日の殆どが、台所と冷蔵庫に張り付いて、何度も開けたり閉めたり。

着替えもせず座ったまま。食べる。

気力もないので加工できないものは仕方がないのでそのまま食べました。



嘔吐期に、吐いて吐いて、まるで自分が抜け殻のような感覚になることがありました。

痩せる、痩せないではなく、嫌な気持ちも、何もかもこれで吐き出せた、という妙な満足感のようなものです。

私は「嘔吐ハイ」と呼んでいます。

コレが癖になってしまった時期は頭の中も正気でなく、廃人ぽい感じだったのを覚えています。




頭の中が、しらじらしく、空っぽ。

いろいろな事に全く無気力、動けない。

体力云々の問題ではないと思います。

「体の声」を無視した栄養不足とストレスを溜め込んだ結果、ついに脳が動かなくなったのです。




この間、私はステップあやさんのブログ
に出会っていました。


「ええ~!そうなんだ!?」と目が覚めるような内容だったのですが、私は気持が全くいじけていたのもあり初めは受け入れられませんでした。

しかし更新されるたび読んでいっても、全く「飽きない」し、いちいち納得させられる上に、よもや自分にも出来るのかな?とすこーしづつ思えるようになったのです。


けれど「治療実行」するための「自分への理由」になるには数ヶ月かかりました。




━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─



ここで私が平行して取り組んだことがあります。


それはそばにいる人に理解してもらい、「味方」になってもらうということでした。


摂食障害は食べる食べない以上に気持ちの問題がとても大きいと感じていました。


私は一人暮らしではなかったので、やはり一緒に住んでいる人に「何かおかしい」という事に気が付かれます。

相手は心配している。だが摂食障害のことは理解できない。だから「食べる」「食べない」にこだわったアドバイスをしようとする傾向が有るようです。


「違うんだよ」と言ったところで、「体験していない事」を分かってもらうことは容易ではありません。

ことに、過食をしている本人の表面上の「目的」は「痩せること」「太らないこと」です。


「痩せる」「太る」にそれ程関心の無い人にとって、大変単純で馬鹿馬鹿しい目的に対し、此処まで私が苦しんでいるということが初めは全く理解されませんでした。


長くなるので次回以降の記事にしたいと思います。



理解してもらった結果、一緒に戦ってもらうことになりました。

過食するときも「許して」もらい、もちろん、「吐く」時も、「許して」もらいました。

とてつもなく嫌であるし、食べた自分が情けないけれどとにかく「吐きたい」。

そういう時は私はその人に恥も何も捨てて呼び、私の行動を傍で見てもらったり、吐いているときに手を握ってもらったりしていました。


そして、まず、今の段階で、過食をし、吐いてしまうことは、私にとって、しかたがないのだ。(行為の肯定)


と思う事にしたのです。


そのうち、1,2ヶ月立つと、パターン化してきて、同じ、過食嘔吐をしながらでも、自分はなぜこんなに大量のものを食べたり吐いたりする必要があるのだろう?と割と冷静に考えるようになったのです。

これは自分にとってとても大きなことでした。


過食する自分も、嘔吐する自分も、全く自分から止められないものなのだから、「治すためには今の自分に必要な行為だ。」自分の行為を正当化してみたのです。(気持の肯定)

過食や嘔吐はもちろん良くないことです。やめたほうがいい。

此処で自分の行為を正当化した事は、開き直りとは違うということを分かっていただきたいと思います。



そして、ステップあやさんのブログ
を読み進め、

なんだかわかんないけど、初めはちゃんとご飯食べないと治らないのね!?

私は栄養不足で代謝が落ちててとにかく良くない状態には違いない・・・。

食べて、初めはやはり太るけど、暫くしてちゃんと食べられるようになるし、そうなったらきちんと体が締まっていくのね!?」「自分への理由」がしっかりして、やっと「食べる」をすることにしたのです。


とにかく、「落ちた代謝がきちんと戻る」 というのが私には救いでした。

長い摂食障害で落ちていく代謝。私は明らかにそれを長い間感じ続けていました。

なので、それも、「治る」らしい。( ̄Д ̄;;

そして、この人(ステップあやさん )は「治ったらしい」。(・Θ・;)


数日これを何度も考え自分に問いかけ、そばにいる人にも相談して、私はついに「食べる」を始めたのです。

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取り組み前の状態1(拒食期・過食期)

私が摂食障害を治すために 動くぞ(食べるぞ)!となったのは

2009年6月半ばあたりです。


それまでの状態を書いておこうと思います。

経過と、自分を心配してくれる人に対し、(私がしてみた)理解を求める取り組みも書こうと思います。


■最後の拒食期

2008年9月~2009年2月ぐらい

この期間は 拒食でした。


食事内容は

朝 ミルクティー

昼 カロリーメイト二本

午後 コンビニのラップサンドみたいなもの(大体350キロカロリー程度のもの)またはアイスかドーナツor食べないor食べられない


他に一日に、2.5リットルほどのウーロン茶を飲んでいました。


とにかく一日中興奮していて、朝から床拭き、掃除機、洗濯、壁拭き、洗面所洗いなど、きっちり完璧に行っていました。

正に過活動。じっとしていられない!今のうちに!今のうちに!と元気この上有りませんでした。(家で「ゆっくり」を全くしない)

良く働き、快活で、声も大きく万能感がありました。

精神的に病気を抱えていたので浮き沈みが激しすぎましたが、空腹独自(私にとって)の「体が漂白されたような清潔感というか現実離れした浮遊感」を感じていて、「太らない」生活をきちんと出来ている自分に「誇り」さえ抱いていました。


一週間に1,2度やるものすごい「むちゃ食い」がまた気持ちよくて、「こんなに食べても私大丈夫なんだ!」って誰も彼もに見せ付けてやりたいほどでした。(誰でもいいから「そんなに食べるのに体型変わらないの?」って言ってほしかった。何よりも内面の自分が私を褒めてくれた。)


●むちゃ食い内容(一度の量です)

ハンバーグの1ポンド(450g)と相手が残した200gハンバーグも食べる

サイドに目玉焼きは必ずつける

ライスも平らげる

or

カップヌードル大きいの一個

カレー味大きいの一個

ぺヤングヤキソバ大きいの一個

ポテトチップ一袋

or

ピザーライタリアーナL六割

タルタルソースシュリンプ

ポテトチップ一袋

or

ローストチキン2キロ


上記例に出した4つのメニューは良く食べていたものです。(パターン化している)

このほかに1時間ほどたつとケーキやらチーズやらクレープやら食べたりしたので

大体重さで言うと2キロ~3キロぐらい詰め込んでいたと思います。(もっと詰め込んでしまわれる方も居るようですね。)

お腹は 妊娠何ヶ月!? というほど出っ張って、恥骨からみぞおちまでしっかり膨らみ、ガチガチに皮膚は突っ張り、息をするのも苦しかったです。(私にとっては小さいときから慣れた感覚で、「唯一安全な時間と行為の結果」という認識でした。後に書くつもりです。)

その苦しみにストレスを発散した「充足感」を感じていました。


朝、昼は大体殆ど食べてない。

紅茶、コーヒーなどを大概1リットルは既に飲んでいる状態。水は殆ど喉につっかえて飲めない。

夕方当たりからものすごい食欲に襲われる。(日ごろ食べてない、そして様々なことが出来ると思い込んでいるのでここぞとばかりに許す)



この期間で私は本当に痩せて行きませんでした・・・・。

もちろん食べてないんですからお腹は素晴らしいほど凹んでいました。

(手足が細く、腹だけ出てしまう方も居るようですね。)

でも、それだけ。

他の体型は殆ど変わってないという印象で、心身ともに疲れがたまり始めて気持が持たなくなった私は段々焦り始めました。


そして腐り始めた気持に過食の波が襲ってきたのです。



■過食期

2009年2月後半


完全な栄養不足と「痩せていかない自分」への落胆に対抗するモノ」
が全くありませんでした。(自分

がない)

なのでそんな私は簡単につぶれました。

私にとって、激しく醜い状態で、そしてなにより「許せない自分」になるために毎日過ごさなければならなくなったのです。


何がほしいのか全く分からない食欲に侵されていた、という状態でした。

目に付いたものは取り合えず口に運びました。

一口一口が殴られているようでした。自分の存在を許してもらえなくなる一口です。

しかし全く止められないのです。


拒食期のむちゃ食いが一週間に1,2度だったものが一日2回になるまで、日にちはかからなかった記憶がぼんやりとあります。

ぼんやりとは、「恐くて」焦る気持ちが大きく、「食」以外に全く頭に入らなかったからです。

そして毎食、過食衝動に駆られるようになり、ついに苦手な「嘔吐」を始めたのです。



長くなるのでここできります。次へ。


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次の記事からのこと

前置きは前記事二つぐらいで
次から取り組み初めからの
私の具体的な状態や食べ物を実際に食べてどうだったかを順を追って書いて行こうと思います。

治そう!と取り組む前直前は
去年2008年9月~2009年2月辺りまで拒食状態(体重停滞。体重へらず)。
その後過食にじわじわと移行。
ある日いきなり加速し過食嘔吐になり暫く苦しむ。で治療開始。
という経過をたどっています。

その頃の体調、精神状態などもはさみながら書いて行くつもりです。

また摂食障害になった経緯も。




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書き手は本日、生理前で食欲が霧がかったようによくわかりません。
ズドーンと重たい腰の奥と、
脳みその奥底から、
甘いもの~よこせ~
と言っているような気がしました。(これも食べて訓練しているうちにやっと少しは解読できるようになりました。)

初めはほんとかなぁとおにぎり一個。とお水。

しばらくしてもその意見は変わらないようなのでスタバのマカロンを食べました。(チョコでもない、スコーンでもない、甘いドリンクでもなかった。これも焦らず選べるようになりました。)
最近では『激甘』と感じるものが全くもって本日の私に正しい『甘さ』でした。

なので今回の『食べる』は
大変よく出来ました!
でよいと思いました。

克服するためのココロ構え。

晴れた日




休日に




「あ~何にもしたくな~い」




と寝床に転がって、お日様の光を見ながらぼんやりする。


これはとても気持いい。


伸びとかしてみたりして、本当に気持がいい。


胸のあたりが満たされて、沢山空気を吸い込む事が出来る。




それは自分の余裕になったり、次のことをする活力になったりする・・・らしい。


(現在体験中で、へ~そうなんだ~ほんとうだ~とやっている最中です。)




━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─




私はコレが出来ませんでした。




答えは簡単。




①過食期は食べ物で頭が一杯だったから。




②拒食期は食べないで頭と体が異常な興奮状態にあったから(過活動)。




食べ物で一杯。


興奮状態で回転が止まらない。常にどちらか。




どちらも、私にとってはものすごい力で抗えませんでした。


そして抗う方法も分かりませんでした


だから泣きながら同じことの繰り返し。




■食べ物のことばかり考えているときはこんな感じ。


なんだか知らないけど思いついた食べ物が頭からべったり張り付いて離れない。


近すぎるぐらいの目の前にその映像が浮かんできて重苦しい。


自分はものすごく食べたい!食べたい!


その勢いは凄いもので、もう、空腹なのか、食べたいだけなのか分からない。


その食べ物の成分や栄養、カロリー、売っているところ、そこまでの道のり、手に入れ方、口に運ぶまで・・・・想像するぐるぐるぐるぐる・。


目的が達成することが出来るまでそれが延々と繰り返されました。




そして「太る」という恐怖がその真裏に常に居座っていました。


だから、思い悩み「食べたいもの」を口に運ぶまで更に時間がかかりました。


そしてその葛藤の時間が長くなれば長くなるほど、過食する量は増えました。




■興奮状態で回転が激しいときはこんな感じ。


とにかく無茶苦茶元気で体が軽い。


目覚めも抜群てか寝なくても大丈夫、何事も切り替え完璧、家事完璧、そして行動は早く、何もかも出来るような「万能感」が有り、根拠のない自信に満ち溢れ、人に何かしてあげたくて仕方がなくなるほどエネルギーが放出されている感じでした。


その根拠のない「自信」とは「私、痩せていく!」「自分をコントロールできてる!」「これで馬鹿にされない!(誰に?という感じですが。コレが厄介でした。)」というものです。


その時は自分は満足しているのですが、周りの人のことなど気にかけられませんでした。


それ程視野が狭くなっていました。ものすごい勢いで一人突っ走って行っちゃうんです。


そして胃腸も大して弱めず拒食になった果ては、必ず過食(自信喪失)が待っていました。




━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─






だから、私はお休みの日、自由な時間に、


「何にもしないでぼんやりする」


という 気持のいい時間 を過ごすことはありませんでした。




私は常に 緊張状態 にあったのです。




「あれしたい」「してはいけない」「しなければならない」・・・・etc...


そんな張り詰めたもので私のココロは常に両極に引っ張られていた状態でした。




自分に心地いい状態




足りなかった体の栄養を泣きべそかいて取り込みながら集中したのはこの「心地いい状態」でした。


食べるたび、自分に「心地いいか」をいちいち聞きました。


体の声を聞く。母のようにそのお世話を自分がしてあげる。


これは私にとってとても大事な回復への「鍵」になったのです。




☆ポイント☆


~したいよう!という素直な気持を無視し、自分を無視したごり押しの目標(無理に痩せる)に達した時の「心地いい」(高揚感)とは違う。この場合の「心地いい」は必ずすぐに崩れ去る。


表面的な自分は笑っているかもしれないが、ココロの自分は泣いている場合が多い。




━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─




今日はとても気持ちのいい晴れた空になりました。




今朝もお昼もお米を中心に食べました。


お日様に当たることが気持ちよくて、お昼は窓辺に行って食べました。




ずっとずっと、台所で座り込みコソコソ食べていた自分。


「つらかったよねえ・・・」


と自分に言ってあげました。




昔のように、「こうでなくてはダメだ!」「こうしろ!」と無意味にたきつける自分も、


沢山食べ物をほうばって「ヤッパリお前はダメなんだ!」「バカが!」と自分を罵る自分ももう居ません。




まあ、またそんな自分が顔を出すかもしれないけどね・・。




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摂食障害、たぶん克服しました!

私は無理して無理して頑張った挙句、

気が付けば孤独になっていて、

そのうち摂食障害に蝕まれ、

精神、体力ともに「燃え尽きてしまった」人間です。


精神的なことはまだ克服できていません。


自傷行為は摂食障害とともに消えてきていますが、

まだザクザクに傷ついて泣くことも押し殺している子供を胸の奥にどうすることも出来ず抱えています。



が、



最近摂食障害を克服しました。


本気で取り組もうと立ち上がったのは摂食障害17年目の今年です。


そのきっかけは本当に物理的に立ち上がれないほどになり倒れたからです。

もう死ぬしかないなと本気で思い、死ぬ準備ばかりしていました。

しかし、そのときは既に、死ぬ力も残っていませんでした。


生きるだけでお金がなくなっていく。過食に貯めたお金がきえていく。


そしてそれを埋める自分の余力はもうない。


心と頭は叫びで一杯で凄まじい焦燥感を味わい、泣いてばかりの日々でした。




最後の職場では平常心を保つために薬を乱用していました。

(本当に重度の方よりは量は少ないかもしれないですが。)

職場でも隠れて過食し、吐き、考えたくないので一日目一杯働いて予定を入れました。

それが最後に気力も体力も出し切ってしまった原因です。




摂食障害を克服するに当たり、

心の問題との深い繋がりがあることを自分なりに見つけました。

私は摂食障害に取り組むことで、自分の姿に気がつくことが出来ました。



間違った方向へ頑張り、間違った人に気に入られたくて頑張ってきた、

愚かな長く辛い徒労の年月は、そのことに気が付いた自分にとって到底受け入れることが出来るものではありませんでした。


精神障害はつかみどころのないものです。実体がない悪い空気のようなものです。


戦いたくても、目隠しをして、木の棒を持って、万能な敵と戦うようなものです。




でも、摂食障害は私にとって、少なくとも目隠しを手で掴んで取り去り、

目で見て木の棒でなく剣を探し、大地をみて逃げ回り、隙を見て攻撃が出来るという、

具体的な「小さな課題」を沢山提示してくれました。


全ての「食べる」行為がそれにあたります。




そしてその具体的な「小さな課題」に取り組み、

半年ほどで摂食障害を克服しました。




今は強迫感も恐怖感もなく美味しく食べることが出来ます。


満腹が分かります。


空腹時に食べ物を前にして、


強迫的な「今しかない!」「なくなっちゃう!」という気持や、「このままいけたら痩せるかも。」「空腹なんてラッキー、このまま拒食状態になれるかな」という悲しく愚かな気持が沸くことなく、


文字通り 「おいしいいい!」 と食べることができます。

沢山食べた!という量だとしても、それを大げさに「過食だ!!!」とする余計な緊迫感もありません。
お腹は膨れ、美味しかった余韻にしっかり浸り、ささやかながら幸せを感じることが出来ます。

それをもって、「克服した」と感じました。




これから、摂食障害を克服していった過程や考えをここに書いていこうかと思っています。



自己否定をして「痩せる」為に身を削ってしまい、人間関係もうまく行かず一人で苦しまれている方へ、私のつたない足掻きが、何か後押しするものになればと思います。


私が摂食障害を克服する為に息苦しい海でおぼれかけているとき、
ステップあやさんという方のブログ
というでっかい船に出会いました。
その実体験からの記事と、沢山の裏づけと、そして何よりその摂食障害に対する誠実な取り組みは分かりやすくまた疑り深い私にも「これは本当のことだ」と思わざるを得ない内容でした。

そして彼女がまた読者に対して真摯に向かう姿勢には驚きを隠せません。



現在、摂食障害で悩まれている方は是非ステップあやさんのブログ をお読みになる事をお勧めします。

その理由も書いて行きたいと思います。

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