先月最初の歌舞伎座観劇の翌日に、
浅草へ！！
前日まる一日の観劇を終えて、
宿で休んだら、
自分が江戸の住人(男)になった夢をみた。
時代劇の世界。
江戸の町を歩き、長屋に住んで、
徳利に入った酒(実は水)を飲んで一言…。
「コレ、水！」
夢でも超庶民な自分。
夢ならせめて本物の酒を呑んでくれぃ。
(きっと 【息子】 の影響)
そのくらい、
頭の中がお江戸な自分でありました。
～新春浅草歌舞伎 昼の部～
⚪️【お年玉 年始ご挨拶】
この日は新悟の日。
この後すぐ出番なので、
少し時間くださいに笑った！
⚪️【本朝廿四孝】
『十種香』という通り、
お香の香りが漂っていてうっとり。
武田勝頼が出るこの演目、
勝頼好きな自分は嬉しい限り。
(大河ドラマ『真田丸』の平岳大演じる
今までにない描かれ方をした勝頼に
ドハマリ♡それ以来、武田贔屓に)
凛々しくてイケメンな簑作、
実は勝頼・橋之助。
そんな勝頼を一途に想い続ける
八重垣姫・米吉。か、かわいい……♡
勝頼の身代わりで死んだ恋人簑作を弔う
腰元濡衣・新悟。
八重垣姫とは対照的な大人な美しさ♡
とにかく八重垣姫が積極的でかわいい。
なのにお姫様らしく品もあって。
あぁ、自分、八重垣姫に翻弄されたい♡
赤い振り袖姿が目にも鮮やか、
袂を柱に巻き付ける場面も美しく。
濡衣の黒い振り袖、勝頼の紫の裃と、
色のメリハリが素敵。
長尾謙信・歌昇の迫力よ。
諏訪法性の兜がえらいことになっている。
謙信、借りパク状態。ううむ。
兜を取り戻すために長尾家に
潜入していた勝頼と濡衣。
勝頼が偽のお使いで塩尻へ旅立ち、
二人の刺客、白須賀六郎・種之助、
原小文治・巳之助が後を追う。
二人の荒ぶってる姿が迫力があり、堪能。
花道近くの席がとれてよかった♪
そのまま米吉の八重垣姫で、
『狐火』も観てみたかった。
⚪️『源氏店』
風呂上がりで色っぽい♡米吉のお富さん。
さきほどの可愛らしい赤姫姿から、
流し髪が色っぽく、
化粧をする様も大人の色香が漂って…。
役者さんってすごいな…毎度思う事を思う。
湯屋帰りに
番頭藤八・橘太郎と出くわし、
雨宿りをさせてやるため家に招き入れる。
藤八はお富に下心あれど、
愛嬌たっぷりでどこか憎めない。。
お富に白粉を塗られて、ご満悦だもの。
藤八にほっこり笑わされてしまった。
蝙蝠安・松也と連れだって登場、
「切られ与三」与三郎・隼人。
二人を見上げたまま視線釘付け。
なんと言うか、もう、なんと美しい御足よ。
生足なのに美しい。いや、足だけでなくて。
決して二枚目ではない容姿というか、
完全にイケてない容姿の蝙蝠安なのに、
かっけーわ！！
与三郎だって！とにかく、かっけーわ！！
と、近距離の二人のオーラにやられて唸る。
蝙蝠安が先に入って、
手持ち無沙汰に外で待つ与三郎。
石蹴りしてみたり、ちょっと可愛い。
育ちも良いし、
根っからのワルではないのよな。
蝙蝠安があの手この手で強請ってみるけど、
動じないお富さん。
蝙蝠安みたいな小悪党を
松也が演じるのが面白くて引き込まれた。
よせばいいのに藤八が少額渡して、
怒鳴られる。不憫。
ついに再会する与三郎とお富。
「しがねえ恋の情けが仇…」キター！
お富のためになかなかの目に遭った恨みと、
お富の現状への恨めしさと、
それでも未だ消えぬお富への情愛と。
与三郎の想いがこもる。
隼人与三良・米吉お富、お似合いの二人♡
もう一人のかっけーお人。
お富を囲う多左衛門・歌六。
実はお富の実兄。
兄妹であると自分の口からは言わず、
守り袋を渡して伝えるかっこ良さ！
全てを悟ったうえで、
大金を与三郎に渡すキップの良さ！
歌六多左衛門かっけー！
⚪️『どんつく』
