珠玉の名曲集Vol.1 | ELECTRIC BANANA BLOG

ELECTRIC BANANA BLOG

しまさんの独り言、なんてね。ハニー。
SNSはこちらから→https://oboochang.fensi.plus/a/blink

届けするよ、ハニー。久しぶりに表に顔を出すで御座る。アメンバー限定というのは便利なもので候。誰も見ていない、といってもやはり表は表で御座る。いつどこで誰が見ているのか分からないもので候。すると、あんな事やこんな事が云いたくて胸がつかえる時、そっと吐き出すことができるので御座る。それで溜飲を下げたか、というとそれはまた別の話で候。

 

て。

 

い煩っていても仕方がないので、先のことを考えようにも、まず就職を、というと気が重いね(笑)。だいたい職種は決まっているし、一度ココにしようかな、と思っていたのがちょっと出遅れて、他の所を当たっていたけどそこもどうもなかなかうまくいかなさそうなので、結局、元に戻ることになる。まぁ、面接できれば、の話だけど。

前職もそうだけど、だいたい就活始めて、最初の頃にイメージしたものが、一番近道なんだよね。これは私だけかもしれないけど。無職になって、次は何をしようか、なんて多少焦りながら昔は求人票、今はネットで検索するでしょ。で、だいたいインスピレーションが湧くというか、自分が仕事している姿が浮かぶ職がだいたい、ひとつかふたつはあるのね。

それで安心して、手続きやら、色々していて、今回の場合、前職がちょっとバタバタしたというのもあって、なかなか失業の手続きができなかったんだけど、それでもその最初のイメージがあるから、わりとのんびり構えてて、他にもっと良いのないかな、って。

とりあえず三月中には働き始めている、というのを目標に重い腰を上げるつもりだけど、Facebookにも書いたけど、めんどくさい病が発症していて、なかなかね(笑)。もう部屋に居るのはうんざりなんだけど、外に出るのがめんどくさい。いかんね。

 

ういう近況とは別に、まぁここのところ、自分のことを見返す作業をいろんな場面で強いられ、久しぶりにエレクラの曲も聴き返したヤツもあったりして。で、けっこう私って、イイ曲作っているよな、なんて(笑)。なので、ちょっと幾つかYouTubeに上げたのでそれを紹介していこうかな、と。で、先にFacebookで話した内容の再録になるけど、幾らか解説も添えて。

先ずはこの曲。

 

 

近雪のニュースが多いけど、タイムリーかなと思って(笑)。いや、久しぶりにこの曲聴いてて、ハッとしたのよ。基本復活プロジェクトは姫の曲は姫に歌ってもらえば好いから除外するようにしていて、でもやっぱり、エレクラで姫歌唱の曲って、名曲揃いなんだよね。

この曲って、調度藤村Dに送った小説の元、架空の怪獣映画のサントラを作る、いうシリーズと平行してできた曲で、前年の年末、MTRが壊れてギリギリクリスマスCDは出来たけど、年始には間に合わず、それで二ヶ月分を一枚に、というのでできた曲。

この曲、作詞・作曲は私で、歌が姫、途中のキーボードソロも姫。なかなかまとまったイイ曲だと当時からお気に入りだった。そしてこの曲、私と姫の間では、ユキちゃんの歌、という通称で呼ばれてて、そのユキちゃん、というのが、このブログでも何度か話した一緒に誕生日に明石に行ったという、俺が本当に心底好きやった人のこと。

歌詞を読んでほしいんだけど、あれが私の中にある名古屋のイメージ、なぜか年末の冬、雪がドカッと降った後の雪解けの眩しい感じ。そのイメージが強くある。ちょっと長くなるけど、そんなある日、ユキちゃんと名古屋の街で待ち合わせてちょっとお高い鉄板焼きを食った。ユキちゃんは私の事情を全部知っていたし、私もユキちゃんの事情を全部知ってた。だから何でも話せる唯一の相手だった。その時、一年後、オレの傍に誰がおるんやろな、っていう話をした。結局、誰も居なかったんだけどね(笑)。

 

 

も雪をイメージした曲。これは、一応クリスマスソング。だけど元々は、それより数ヶ月前、よっしゃオレが歌ってみよ、という目論見で作った曲。実際バッキング録って、私のボーカルレコーディングまでいった。姫に立ち会ってもらって録ったけど、上手いわけでもなく、下手な部分もよくわからない。何か特徴があるか、といっても特になく、とにかく何が好いのか悪いんかわからない不思議なモノが録れた。いや、不思議だったらGOなんだけど、なんというか、中途半端なモノでしかなかった。で、結局ボツにして、その月はなんとお休みにした。

そして数ヶ月後、ふ~さんに歌ってもらってやっと完成した。私が歌った過去、を取り除けば、なかなか好い曲ではないか、と。出過ぎないギター(笑)。ソロは情感たっぷりなエコー風味。そして、なんといってもベース。これは、生弾き。いつもは打ち込みだけど、コレはエアベースという、岐阜に居る頃に試作品として作ったやつがなぜか私の所に回ってきてそのままもらって帰ってきた。アクティブピックアップで電池交換とかめんどくさいけど、粒立ちのそろった好い音してるね。ネックは細くて弾きやすいし。ギターが一段落したら、ベースの機材揃えて週一ぐらいで練習したいな、とはずっと思ってる。

 

 

して最後はこの曲。じつはこの曲聴いて、ちょっとショックだった。で、さっきのSNOWと合わせてやっぱりエレクラの曲っていっぱい好い曲があるから、みんなにもっと聴いて欲しいな、好きになって欲しいな、って思たんよね。

自分のバンドの自分の曲だから、というのもあるし、そういうことを自分で言うのもあれやけど、私は好い曲の条件って好きになれるかどうかやと思う。そうすると自分が好きなモノって、やっぱりみんなに好きになってほしい、という単純な動機。姫に言わせると、あんたは過去に生きてる、とか言われるけど、例えばユキちゃんや初代の話とか、まぁH森さんにしてもそうやけど、好きという感情はたとえ過去形でもそれはとてもキレイな形をしてると思う。結末はどうであっても。もちろん、それを汚す行為もたくさんある。今回そういうのは身に沁みた。そして、そのダークサイドに落ちかけた、というか身体三分の二堕ちてるけど、やっぱり好き、という感情はキレイな形のままでとっておきたいと思う。そして、それがまだ可能なら、好きです、って言っておきたい、この曲みたいにね。

そんな感じで、今このタイミングで久しぶりに聴いて、ハッとした。先に結論めいたこというと、自分で作った曲なのに、自分で越えられん曲もあるんやな、って思った。

 

の曲を歌ってる二人はみ~さん、ふ~さんという、エレクラに入るまではまったく見ず知らずの二人だったんだけど、ウチで歌い始めて、なんか二人が一緒になることが多くて、私もこのコンビがとても気に入って、どっちかがメインの時はどっちかがハモリ、とかそんな風にセッティングするようになった。

それなら一度、二人ともがメインラインを歌う曲を作ってみたらどうやろうか、と思ってこの二年前に「TWO」という曲を作った。それはふ~さんが歌詞を書いて、最初の頃はそっちの方が好きだったはずなんだけど、年月が経って今聴いてみると、こっちの方が断然いい。ふ~さんはわりと歌詞にラララとかルールーでごまかす所があって、これは私が書いてるのもあって、ちゃんとした歌詞が付いている。まぁ、それがさっきも言ったように、不思議と今の私の感情にシンクロした。

舞台設定、この歌詞の中の二人という設定は、愛情より友情なんだけど、変な言い方するけど、いや、オレこんな歌詞を二十年前から書いてたんか、と。その時から私は、まるで未来がわかっていたかのような、悟ったような、そんな歌詞書いていたんだな、と。きっと、それは普遍的なものなんだろうね。つまり、今回私が長いこと思い煩ったことは、決して私独りのものでなく、誰もが感じることで、それを、私は曲にしていた、ってコトなんだろうね。

もし君に、忘れられない誰か、友達、恋人、肉親、兄弟、なんかが居たとしたら・・・。

 

二度と来ない空の下 二人が手にしたものは

世界に取り残されても二人だけのものだから

 

チャンネルのギターは打ち込みです。たぶん今の姫が聴くと、怒るかもしれない(笑)。姫脱退に繋がる揉めごとはそこら辺から始まった。ソロは私が自分で弾いている。あんまり製作途中のことをよく覚えてないんだけど、なんとなくふ~さんが私一人で歌うより、み~さんと一緒の方が上手く聞こえるんですよね、ってちょっと寂しそうに言ってたのをよく覚えてる。オレはふ~さんの声好きやで、って答えたはず、違うかったっけ?

もし、同じように二人組で、この曲を歌う、という人が現れたら、この曲をリメイクします。これはボカロではもったいないよ。歌い手さんが歌って気持ちイイ曲だと思うからね。

 

だまだエレクラの曲には、イイ曲がいっぱいあります。でも、前にもちょっと言ったけど、ある人にある小説を渡して、これはあなたに全部お任せします、ボツにするなりなんなり好きにして下さい、って言ったら、自分の作品はもっと大切にした方がいいよ、みたいなことを言われて、私はこう答えた。アレは確かに最高傑作、めちゃくちゃ面白い小説ですけど、あれ以上のモノをまた書く自信はありますから大丈夫です、って。それと一緒で、エレクラもこれから、もっと好い曲を書いていくよ。だから楽しみにしていてね。

 

んてね、これからは姫曲もリメイクしていくよ、って言ってみました。少し長くなりましたが、姫脱退後もエレクラは健在だからね。これまで、姫曲をリメイクするのは後回し、と思っていたけど、それも、この度解禁になったからね。そして、ちゃんと新曲も作らないとね、ってコトで。

 

それでは今日はこの辺で、ごきげんよう。