足が痛かったのみだよ、ハニー。そんなつもり無かったのに、水曜どうでしょうウィークと相成った今日昨日。どうも最近は、直前にならないと事の重大さというか、その重みに気づかないことが多いで御座るな。というわけで、いきなりやるもんだから心臓痛くなっちゃって二日目です。
さて。
約八年ぶりぐらいに、ワタクシ金比羅さんに登ってきました。前回は連休後に観光地を訪問する、という性悪を発揮したわけですが、今回はちゃんと故あっての参拝なのね。
昨日ちょっと触れたように、どうでしょうトークイベントで、ディレクター陣と一緒に登壇なさった本広監督が明日金比羅さんとか行くと好いですよ、奥の院とかダッシュで行くと爽快ですから、という言葉を真に受け、行こうかな、どうしようかな、まぁネタにもなるし、明日の気分で、と昨夜から思ってまして。
朝起きましたら、四国新聞の四月の今日の運勢がこれ。
計画=金比羅さんに行ったら藤村Dと嬉野Dがいて雑談出来る=が図に当たって大発展、更に決断して=映像化の許諾?サイン的な?=吉。と勝手に思いまして、いざ往かん、彼の地へ。
ただ、何しろ天下の金比羅さんです。大麻山を垂直に登り、続くのは階段に次ぐ階段。更に本広監督お薦めは更に倍の倍、奥の院。昔小学生の頃に妹と親父と一度行ったきりで、なんだかものすごく遠くにあった記憶がある。だから色々と、体力的なこととか、ある程度予想をしていたのだけど、まぁ、昨日もある程度歩いても別に何もないし、で見切り発車。
結果は予想を遥かに超えるていたらく。階段云々どころの騒ぎではない。噴き出る汗に、弱る心臓。いやぁ、こんなに胸の心配をしたのは生まれて初めてだよ、って云うぐらい息が上がって、なんというか多少身の危険すら感じた。とにかく奥の院はともかく、本宮までは行かんとな、で必死でがんばった。途中ベンチがあればそこで暫く休みながらも、何とか登ったよ。
面白いもので、もうベンチに倒れ込むように座ると半分死にかけているわけです。それがそのうち風が心地よく感じられて、動悸が収まると、よっしゃ行こう、という気になるのね。そしてちょっと歩く、多少階段を上る、するとまた地獄の責め苦に陥るわけ。
結局そうやって奥の院まで行ってしまったのね。
もちろん、もうほぼ毎日四国新聞の占いってヤツには騙されていますので、本当は全く逢えるとは思ってませんでした。だから無謀と言うより、ネタで。いたらいいな、とは思ってましたけど、それを願っていたわけでもないのね。まぁでも、長い話を書く時には神様に多少頼る、というのが恒例にもなっているので、そちらも兼ねてだから。
まぁ、逢えるわけはないわな。後ほど判ったことですが、藤村さんは直島の美術館巡り、嬉野さんはeとぴあでももクロのドキュメンタリーを見ていたらしい。
それでクルマでちょこっとその辺を、程度の近さですから、一度家に帰って、シャワーを浴びたのね。もう着ている服、コート、タオル、ズボンから下着まで、汗に濡れ、更に寒空に凍えているわけです。もちろんそれで、身体に異変がないわけはない。風邪、とは頑なに思わないようにして、上から下まで全部着替えて、トークイベント二日目に突入です。
二日目の席はG列の真ん中辺り。登壇なされるディレクター陣との近さは比べものにはなりませんが、上映される四国八十八カ所3は大変見やすい。今回は、香川が生んだ奇跡の美人女優、木内晶子さんもゲストでみえられていて、そういえば踊る大捜査線の犯人役だったよなぁ、と思いだした。
今回はまだDVDになっていない企画だったし、昨日よりはずっとトークが弾んでいたのは、時間のせいかしら?それでももうちょっと長く、というのは仕方が無い所で、イベント自体はまだあと二日間あるので、その辺の配分もあったのかな、と。
それに加えて、今日の観客はものすごく笑いの沸点が低いな、という気がしたのね。昨日の興奮も、両隣が単独男性というのもあって多少冷静になっていて、オマケに体調に不安があるからそれほど私自身が、落ち着いているというのもあったんだけど。でも、何度も言うように、もう何回も何回も見ている企画のはずで、それでもあれだけ笑えるのは、とね。まぁ、初めて見る人がいたのかもしれないし、私がもうBGVのようにして見ているからなのかもしれないけど。
それよりもやっぱりディレクター陣の生のトークというのが一番の魅力で、それはもう本当に面白かった。意外にね、嬉野さんが笑いを引き出すというか、どうでしょう乃おもしろさは、私的には前にも云ったように言葉を非常に大切にしている所で、その部分を大泉さんのセンスが大いに伸ばしているんだけど、こういうトークの時には、嬉野さんが担っている気がしたのね。わかりやすい動きの笑いというよりも、台詞喜劇、という感じがするのね。それも掛け合いのね、漫才よりもずっと身近な所にある空気感。
そういう部分が、今日は特によく出ていたような気がするのね。実は最近、DVDが発売されても、もう本当に何度も見た企画だし、副音声もちょっと毛色が違ってきていて、多少距離感を感じていた所があるのね。副音声ばっかり聴いていた頃のDVDとは企画も面白くなっているし、副音声そのものの面白さもどこかやり尽くした感覚。それでも何かプラスアルファを求めているのに、肩すかしを食らう感覚。決して面白くないわけではないのだけど、面白さに慣れすぎているというか。
さっきも言ったように、まぁ一度は見てみるか、という気軽な感じだったのが、やっぱり成り行きというか、行きがかり上あれほどの近さで見るとヒートアップはしちゃうわけで。そのテンションで二日間相まみえたわけですけれど、綺麗にそのDVDで感じていた距離は消えたのね。何度も比べて申し訳ないけど、それも何年かぶりのストーンズのライブに行く度に、やっぱりストーンズは好いよなぁ、と胸を熱くするのと同じ。ライブでやったと曲が別の輝きを持って迫ってくるのと重なるのね。
それに同じイベント二日間、というのがちょうどいい塩梅だったな、と思う。なんだか満足出来たもの。四日全部、というのも今はあまり思わない。その辺の距離感が、凄く心地いいのよ。本当にさっぱりしているというか、上手く表現出来ないんだけど、安心して次のステップに進める感じ?帰りのクルマの中で、いつもの国道を走っていてね、ああ私もがんばらなきゃ、と思ったのよ。今は完結編の完成が急務だけど、がんばらなきゃ、と思ったのね。
という所で、どうでしょうトークイベントリポートは終わりますが、さぬき映画祭はまだ週末まで続くので、何か見られるものがあったら見に行っても好いかな、とスケジュール調整は考えてます。が、体調の不安が未だ去らず、風邪はどうにかこうにかですけど、足の痛みと疲労、これは如何ともしがたく苛んでます。
なんてね、だったらいつか桜庭ななみさんとも結婚出来るのかな、って云ってみました。計画というのは実はもう一つあって、最後に握手会が今日もあったんですけど、昨日と同じ事を藤村さんに言おう、と決めていたのね。天丼は笑いの基本です。昨日も云ったんですけど、と切り出したら藤村さんも半笑いでハイハイ、と仰ってたので、いくらかは図に乗れたのかな?ただ、決断は未だしておらず、ってコトで。
それでは今日はこの辺で、ごきげんよう。