新総裁だよ、ハニー。谷垣さんに決まったようで、今更誰になろうと、世間は誰も注目していないんだけどね。まぁ、でも人選は順当だったんじゃないでしょうか?河野さんになっていたら、小さい政府は好いけど、どっちが民主党だかわからなくなっちゃうからね。でも、意外にそっちの方を模索していたとしたら、さすがだけどね。
まぁ、どっちにしろ、自民党は野党になったんですから、今の内に民主党に政治の悪癖を一掃してもらって、信頼を取り戻せたところで、またドド~ンと帰りざきゃ好いじゃないの。苦労だけ押しつけて置いてサ、後でおいしいところだけ戴いちゃうっていうのが、自民党の好いところだよ。
しかし、最近よく思うのですよ。って、まためんどくさい話をしますけどね、メンテナンスとかありますんで、サササロロロン、とね。
自民党を変える、とか総裁選の最中に言ってましたけど、それがすなわち派閥政治をなくすことだ、とか、若手に刷新とか、直ぐには繋がらないのよね。派閥政治を無くしたら、自民党が良くなるの?若手がトップに立ったら何かが変わるの?ってね。なんかチグハグなんですよ。
自民党が選挙で負けたのは、事実ですよ。でも、だから今度勝つ為にやること、って一体なんでしょうね?さっき言ったように、派閥政治が、とか、若手がとか、それぐらいしか思い浮かばないんだったら、あまりにも発想が貧困。そうじゃないんじゃないの?と思うわけ。
気が付くと、河野さんが言っているみたいに、民主党がしていることを自民党もするべき、みたいな変なことになるんですよ。それは心配しなくても、民主党がやってくれますよ。別に自民党が政権取ってすることじゃないですよ。
つまりね、自民党は今回の敗戦の原因をまだ、ちゃんと把握していないんじゃないんだろうか、と思うのね。ナニがいけなかったのかわからないから、ナニを変えて好いのかもわからない。とりあえず、私が思う自民党のイヤなところ、っていうのを論ってみたけど、それじゃまんま、民主党じゃん、となっちゃうワケね。
簡単な話、国民の不満、というものも分かり易いというか、もう決まっていてね、給料上げろ、年金をどうにかしろ、景気を良くしろ、仕事をくれ、っていうのだと思うのね。少なくとも今回の選挙ではそうだった。
そこに民主党は、出来るかどうかわかりませんけど、というのを政権交替というマジックで包み隠して、全てを叶えますよ、と言ってみた。みんな政権交替すれば出来るかも、という幻想だかに取り憑かれて期待をしてみた、というのだと思うのね。少なくとも、自民党政治では、それが出来ない、出来てこなかった、というのだけはみんななんとなく感じていたから。
だから、マスコミが煽る形で、自民党が変わらないと、二度と政権が来ませんよ、というのを信じ切っちゃったような気がする。でも、老練な方々は、そうじゃないよ、と知っている。見た目清廉潔白なのは民主党に任せればいい。実力は、こっちの方が上、ってね。で、結局担ぎ上げたのが、谷垣さん。分かり易いよね。
敗戦を契機に、変わらないと、って本当は麻生さんを引きずり下ろしたかっただけで、自民党自体は何も変わらずに、また時が来れば政権を戴きますよ、ってね。
しかし、それもまた、どうだかなぁ、と思うのね。私のいい加減な主観からすれば、今回は民主党が勝ったんじゃなく、自民党が負けたんだと思うのね。その負けた理由は、ちゃんと考えないといけないと思うわけ。それで、総裁選は楽しみにしていたんだけど、結局ゲンナリしちゃったのね。あぁ、わかって無いなぁ、ってね。
でも仕方がないと思うのよ。まだ選挙から幾日も立っていない時から、イキなり次の人、って言ってもね。それは無理ですよ。つまり、麻生さんはそのまま機が熟すまで、続投した方が良かったと思うんだ。それがね、引き際ってモノじゃないかって。ある意味、投げ出しちゃったんですよ、またしても。そして今回は、前二代の総理大臣よりも、もっと質が悪い。後継者を育てていなかったんだから。
選挙直後にね、片山さつきさんがテレビに出てて、引っ越しとかいろいろやっているのが写ってて、その表情を見るとね、思ったんですよ。これまでなんの為に頑張ってきたのかなぁ、なんてね、呆然としているんですよね。絶対にね、天下国家の為に今まで四年間、汗水垂らして頑張ってきたんだと思いますよ。それがね、そのガンバリがね、無駄でした、って言われたんですからね。落ち込むの通り越して、あっけにとられるのも無理はないですよ。
私も同じ経験がありますからね。ご飯が食べられなくなって、自暴自棄になっちゃいましたよ。復活には時間がかかりますよ。
だから、今自民党は焦ること無いと思うのね。まぁ、谷垣さんなら谷垣さんで好いじゃないですか。じっくりとね、自分たちがやれなかったことを、民主党がやるのを見ていれば好いんですよ。それで、さっきも言いましたけどね、後になってひょい、っとその上を飛び越せば好いんです。
その間に時間をかけてね、選挙で国民が嫌がった理由を考えれば好いんですよ。みんなが嫌っていた自民党的なモノ、っていうのをね、見つければ好いんですよ。そしてそれは、実は私達の問題でもあると思うのね。
少なくとも、一ヶ月前までは自民党政権というのがずっと続いてきて、選挙になって初めて、イヤだな、投票したくないな、と思ったモノがあったハズなんですよ。つまり、自分たちが自民党的、と称して嫌っていたものは何か?それをね、考えた方がイイと思うんですよ。自分の中にある自民党的なモノ。それをね、ちゃんと見つめた方がイイと思うのね。
自分の中にあって、それを知っているんだけど、見て見ぬフリをしてた。でも、今回自民党、という形で見せつけられてね、これはイヤだな、って思うことですよ。それを自覚するだけで、多分政治とか、社会とかじゃなく、自分が変わるような気がする。自分が変われば、社会を変えることが可能だろうし、それは最終的に、政治や世界を変えることが出来る。そんな気がするんですけどね。
なんてね、簡単に済まそうと思ったら誤解を招くといけないのでくどくど説明を施してこんなになっちゃったよ、って言ってみました。なので、本日は早々に退散、って事で。
それでは今日はこの辺で、ご機嫌よう。