鼻炎とお腹の調子が最悪だよ、ハニー。昨日は、何かやります、と大きく出たモノの、では今日までに何をしていたかというと、何もしてないのね(笑)。やっぱり寝てた。クスリ飲むでしょ、眠くなるでしょ、寝るでしょ、の繰り返し。後は本も読まずにぼんやりとテレビなんかを見てましてね。
もう一部では大型連休に入ってるんだよね。多くの方は、今週末からかな?今から浮き足立っている人も多いに違いない。未だ健全な生活を送っていた頃は、連休といえば、このゴールデンウィークと、盆暮れしかなくて、他の祭日はだいたい出勤だったから、それはもう、楽しみにしていたのね。
でも、今思い出しても、何やってたかって、全然思い出せないんだよね。エレクラ始めてからは、ずっとこの時期はレコーディングだったのね。他のスタッフが心おきなく泊まりがけでレコーディングに参加出来るのって、やっぱりこの時期しかなくて。何処へも行かなかったけど、ウチは賑やかだったんだよね。
それ以外に、思い出すって言えば、もう3年前になるのかな?日本海をツアーした時のことかな。それまで鳥取、島根って行ったことなくて。その頃はユニクロで大人買い出来るぐらいお金持ってたから、自分のクルマで当時付き合っていた彼女と行くべ~って。
その直前に、お互い誕生日が近かったセイもあって、プレゼントし合うことになったんだけど、その彼女が私のプレゼントに大変お怒りになって。今考えれば、人がプレゼントするモノに文句を付けるって、どうかと思うんだけど、それがきっかけで言い合い、のちケンカになって、最悪の状態で旅行に出掛けたんだよね。
でも、私はそんなこと無かったような顔して、彼女を迎えに行って、あちこち旅して、それはそれは思い出深い旅になったんだよね。なんて事を言っていると、また姫にあんたは過去に生きている、なんて言われてしまうのでこれぐらいにするけど、その時見た宍道湖の夕焼けは忘れられないね。
あぁ、姫と言えば、私に会うと、なぜか昔のスタッフに私を会わせよう、会わせようとするんだよね。何々さんに会ってみないかこの野郎?とか、連絡取ろうかこの野郎?とか。私は絶対に、少なくとも男連中には絶対に会いたくないぞこの野郎、と言い返すんだけどね。女性陣には逢ってみたいけどね。その後どうなったか知りたい。
話がずれたが、斯様に私はあまり長期の休みに、想い出がないのね。元々引きこもりの卦があったから、外へ出ていくことが極端に少なかったんだけど。
そういえば、岐阜に住んでいる時も、年末年始にしか帰らなかったよな。ゴールデンウィークとか、盆休みはずっと岐阜にいたんだよね。私の性格として、かつて捨てた場所の友人は、ほとんどが捨て去って新しい地に向かっていくから、こっちに帰ってきても会う人いないし、って感じで、退屈するだけなんだよね。それよりは、今いる場所で、今いる友人と遊んでいた方がオモシロい、って。
行ったり帰ったり、その道中は、その頃は免許を持っていなかったから、ほとんど電車で。ちょうど瀬戸大橋が出来たばかりで、船を使わなくても、電車で家まで帰ることが出来るようになってたし。その道中は楽しかったんだよ。いろいろと電車に乗って、ぼんやり車窓の風景を見るのって、オモシロかった。でも、いざ帰ってみると、一日家にいるだけで、毎食食事が出来るのはありがたかったけど、後はもう退屈で退屈で。
だから、年末年始も、31日に帰ってきて、2日には岐阜に戻っていた。だいたいその日に、当時こっそりとお付き合いしていたお嬢さんが駅に迎えに来ていて、一日いちゃいちゃして年が始まっていたんだよね。
その頃は、ずっとバンドばっかりやってた。何度か言ったけど、当時は楽器メーカーに勤めていたから、無料で使えるスタジオがあって、何個かバンドを掛け持ちしていて、あの時ほど一生懸命ドラムを叩いたことはなかったね。
その頃に一番長くやったのが、LINDBERGのコピーバンド。ちょうど絶頂期で、私自身は腕を上げる為参加しただけで、まぁLINDBERG自体にはそれほど、魅力は感じてなかったんだけど。それでも、SHADY DOLLSと並んで、一番良く聞いていたのが、LINDBERGだったのね。
最近どうも、そのLINDBERGが再結成されたみたいで。岐阜を離れてから、LINDBERGからは離れてしまったんだけど、一応自分がコピーしたバンドだからっていうんでアルバムは何枚か揃えてはいたのね。確か、暇に飽かせて、アーティスト本も読んだような気がする。
やっぱり自分がコピーしただけあってチェリーのドラムには、興味があったのね。その後「ブレンパワード」っていうアニメがあって、そのサントラを通じて、菅野よう子というアーティストにハマるんだけど、その主題歌のドラムを叩いているのがチェリーだったんだよね。
良くその頃は、テレビでLINDBERGのライブなんかもやっていて、あるツアーの時のチェリーのドラムソロは圧巻だったな。シーケンサに合わせて、ソロが展開されるんだけど、めちゃくちゃ気に入ってて、それだけテープに録ってクルマで聞いてたぐらい。
つまり、LINDBERGは私の中ではイコール、チェリーなのね。だから、最近再結成、とかいってマキちゃんばかりが出てくるけど、それはあんまり興味ないのね。やっぱりライブで豪快、且つ繊細に叩くチェリーの姿を見たいと思うのね。
今、私のドラムセットは、ほとんどヘッドも張られないまま、押入の中に放り込まれているんだけど、ひとつだけ大事にケースに入れて保存しているモノがあるのね。それがバーズアイメイプル仕様のスネアなの。
これは、楽器フェアに行った時に、職場の先輩に頼んで、チェリー担当の営業マンを紹介してもらって、その人に相談して買ったものなんだ。チェリーも同じバーズアイメイプルを当時使っていて、ちょうど他のセットもTAMAを使っていたから、セットにも合うし、何よりカンカンに張っても、独特の暖かみがある音がするんだよね。わりとライブでもレコーディングでも、マイクを通して聞くことが多いんだけど、やっぱり叩いている本人には、生音が聞こえるわけで、その音がとても好きな音だったんだよね。
何度か、もう使わないから、っていうんで売ろうかと思ったこともあるんだけど、結局他の楽器は売っても、そのスネアだけは売らなかったんだよね。そのスネアと、ペダルとスティックを持っていけば、今はもう何処でも叩けるから。後はやる曲によってシンバルを持っていけば好いぐらいで。
ちなみに、渡瀬マキと私は同い年。正直に告白するなら、ちょっとタイプです。一時期はフォトジェニックな感覚で、結婚を模索していました。そういう妄想たっぷりの小説を書いたこともありますが、詳しくは言いません(笑)。だから、ずっと後になって、ギターの平川氏と結婚した、というのを聞いた時は、時の流れを感じました。ただ、そのコピーバンドの中では、ぜったにベースと付き合っている、というのが主流でした。特に女性陣がそれを強く主張しておりました。その女性陣も、今はもう他人の妻・・・。
なんてね、ネタもないので、ちょっとした話の前フリをしてみました。エ?なんの?という方は、土曜日を待て、って事で。
それでは今日はこの辺で、ご機嫌よう。