新年だ!みたいなブログを書こうとすると緊張感に苛まれて結果あんまり楽しくない気がするので、敢えてそのあたりはスルー気味に、駄文を連ねる。


「駄」はすきな文字だ。菓子よりも駄菓子のほうが胸躍る、という見方もあるじゃないか。「駄目」てのも、囲碁から来た言葉らしいが、どうやってもうまくいかない目=状態、てことらしい。


なんか、もはや何でもかんでも良い感じのクオリティには達してしまう令和の世界だ。コンビニスイーツだって、たぶんエリザベス王朝の宮廷に並んだケーキより美味しいんじゃないか、知らないけど。良いものが普通になったら、そりゃ、「良くないもの」に胸を躍らせてしまう。


駄!


駄なるものの物語に胸を馳せて、それらを守っていきたい。


あと、拓馬という名前の自分は、馬編の漢字をもっと贔屓していいんじゃないか。


すえはら駄く馬

年末年始はいつも忙しい。みーーんなやすんでくれてるおかげで、ここぞとばかりこっそりと、描くもの、創るものと徹底的にやり合える時間だ。


とは言え、大晦日の夜と元旦は母とのんびり過ごした。テーブルで仕事しながらではあるけど、テレビをつけ、会話して、お酒を粛々と飲み続けた。よく人に「タクマって意外に飲むよね」とよく言われるんだが、母譲りだ。父は決して強くはないけど酒好きだった。母は、決して酒好きではないのだろうがとても強い。結果、飲む。まあ、それを含めて酒好きなのだろうが。


タクマの地上絵。





。。。


電車に外国の小さい女の子とパパが乗ってて、パパはほんのりカタコトな日本語で娘と会話してる。「もっと速いのがいい」と娘が電車に対して苦言を呈したら、パパは「もっと速いのないよ。それは飛行機だよ」と言った。なんか、良い会話だった。

誓約書にサインをしないと上演できないという特殊な舞台をやってる。なので、劇場入りの日にみんなでサインした。お祓いや縁起をかつぐのは、ふだんの芝居も一緒。呪法劇でないにせよ、そもそも演劇は儀式的なもので、目に見えないものとの関係は深い。


部屋から母によって発掘された15年くらい前の絵。当時、路上で公演をする毎日だったのだが、年末に二階から落ちて足を折り、凍てつく夜に松葉杖を小脇に挟みながら芝居をしてた。その時に描いたのだと思う。なんか、ネズミたちを従えるイメージは昔からある。言わずもがな、笛吹き男に由来するのだろう。

ポールマッカートニーへのリスペクトが止まらないイモらしい。推せる。


そういえば、前にTwitterでポールやミックをフォローしたのだけど、さすがに興奮した。コメントをしたらポールが見るかも知れないのか!?そう考えたら、さすがに不思議だ。21世紀すごいな。

100人から75点!と褒められるよりも1人から800点!!と喜ばれるほうが嬉しいと思うようになってしまった。


物創りに関しても日常に関してもそうで、まあ、日常は、そこまで尖った生き方をしたいわけでもないし、というか、どうでもいいと思って生きてるから良いんだが、物創りに関しては困りはする。100人に見せないと経済的に破綻する、みたいなところだ。


「1000万で買ってくれる大金持ちを1人見つけるんです」とか言うビジネスモデルが流行ってるらしいけど、好きくない。贈りたい相手が大金持ちとも限らないし、たったひとりに送るのだとしたら見返りはお金以外のものがいい。


そんなこんなで、全員からは賛同もらえなかろう、だけど、自分としては「これはきっと誰かにとってとびきりの宝物になるぞ」と思える、なんてもののために邁進していくつもりになってるから、どうやらいつまで経っても煌びやかな貫禄はつかなさそうだ。


この前、倫ちゃんと缶ビールを10円安く買うために10分歩いてコンビニじゃなくてスーパー探した。大昔から変わらないんだけど、いつまでも相変わらずこうしてるのも良い塩梅で、幸せだった。

お絵描き帳を持ち歩いて生活してるんだけど、前のが終わったから新しいのを買ってみたら、まだちょっと緊張してるのか、紙質が違うからか、すこし調子が出ない。本番前でソワソワしてるからかも知れないけどもね。

稽古場見学会というのをやった。ただただ、稽古を見てもらった。積極的に見せたいわけでもないけれど、もし見て何かしらの幸せを手に入れられる人がいるなら、まあ、見られてもいいや、みたいな覚悟。自分から生じるものは、欲しい人がいるなら持っていって欲しい。


若かりし頃に先輩団体の稽古を見させてもらったことが財産になった、て経験は、自分たちにもある。物語を創る様こそが物語的で、たくさんの温かいエネルギーが渦巻いていることも知ってる。


これは、高校の時に母が編んでくれた帽子を被ってるから耳が立ってる。


自分で自分を寒がりと思っているから、ヒートテック、シャツ、パーカー、ダウン、ジャケット、ダウンコート、コート、という重ね着をしたら、、さすがにあつい。というか、重い。


でもやっぱり、寒い。どうしたらいいんだ。重い服で身動き取れないより、身軽な格好で走り回る方が良い気もする。


どうしてこんなに寒がりなんだろう。ずっとお風呂に入っていたい。濡れないお風呂があったら仕事しながら入れるしすごくいいのに。


寒がりはじいちゃんと、パパから受け継いだ気はする。じいちゃんの話はしたっけ?まあいい、そのうち話す。


これは限定缶バッジ。缶バッジデザインの締切に追われることが年に何度かあってパニクったりとするのだけど、自分の絵が誰かの服に刺さると考えたらそこそこに幸せだなと思った。どうか。バッジがあなたの御守りになりますように。拳銃で心臓を射抜かれそうになった時にこの缶バッジのおかげで助かったりしますように。


。。

そいじゃ、またね。