7月12日

『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』顔合わせ、そして、稽古開始。スタッフもたくさん参加してくれて嬉しい顔合わせ。

炎のように燃える気持ちとやっぱし身悶えして凍りつくほど怖い気持ちがあるわけで。緊張感あった。

かつて路上で独りぼっちだったんだ。「どうして路上で独り芝居なんてやろうとおもったんです?」という質問されることも多いけど、シンプルに、路上しかやれる場所なくて、独りぼっちだったから。


日本一の劇団をつくる!!と毎晩、都会の路上で宣言してた。何をもって日本一だ?っていまでは思うけど、世界を変える物語を創り、世界に届かせたい。


この絵は違うけど、グッズシャツのデザインの絵を描くのに数日唸った。2週間以上悩み描き続けた。


なんでもかんでも考えすぎるから、すべてのものの締め切りが少しずつ伸びていき、苦しい状況に追い詰められている。優柔不断とか言ってる場合じゃないくらい、次から次に「決めてください」が訪れる。うー、どうしよどうしよ、なんてなってるのに、次から次にいろんなことを思いついて、始めたくなって、すぐスタッフに連絡して、始めてしまう。どんどん忙しくなるのに、いつの間にか妄想してたり絵を描いてたりしてるうちに数時間経ってたりする。



芝居作りも早くも佳境だ。座組には創作欲に満ちたエネルギーが溢れていて、出会ったばかりの仲間同士ではあるけど意見もバンバン出し合うし、みんなで物語に棲み込んでる。


昨日からは捲り子の稽古も開始。見たこともないものを見てみたい気持ちになって、ゴミやおもちゃ持ち込んで、捲り子というパフォーマンスセクションを結成した。絵本のページをめくり続けるように物語を展開してみたい。こどもが一生忘れないような光景を贈りたい。別にこども向けの作品は創っていないけど、すべてのひとの中にある子供心と震え合いたい。

捲り子の稽古の後に語り部の稽古をして、あとに打ち合わせが、スタッフと会ったりオンラインだったりである。宿題がたくさんあるけど、どれも楽しい。問題は、時間との戦いてこと。寝るのも食べるのも面倒だわ、と思うけど、仲間と語らう時間は削らない人生でありたい。


百日紅、さるすべり。うちのママはやたら花に詳しい人で、一緒に歩いて目撃した花の名前をいつも教えてくれる。ママは花に詳しい、というのが、なぜかパパの自慢だった。


ちいさいころ、「猿もすべるほどスルスルの木だから、サルスベリというのよ」と教えられたのが嬉しくて、いまだに自分も誰かにそう説明してしまうし、好きな木だ。


さーて、今日もはしゃぐのです。ぜーーんぶたのしい、ぜーんぶうれしい、と感じてみせる。ありがとうを100回は言ってやらあ


あなたが今日もしあわせでありますように。あついだろうし、おちこむこともあるだろうけど、へいきだからね。きょうもいきていて、らっきー!いきていてくれて、ありがとうね。