8月ももはや「なりたて」なんて言ってらんないぞ。引き返すならいまだ、なんてもう誰も言ってはくれない。8月だ。ちゃんと本腰いれての8月だ。もっともっと僕ら暑さを感じたらいいのに。僕よ、僕よ、感じろ、夏を。日焼けをすると熱が出てしまったりして、真夏でも長袖以外で出かけることないのだけれど、なんか、生物として不純な気がしてきた。もっと、もっと、純粋に生命してたい。脆いこと含めて上等なんだ。脆いことが罪ならば、壊れやすいことが負けならば、ガラスはどうなるポテトチップスはどうなる、カゲロウはアサガオは、どうなるっていうんだ。
 
ゆるしてくださいゆるしてください
ほっとーしてます。
 
もっともっとあそんでたい
ずっとずっとあそんでたい
宝探しにでた海賊の心持ちはいかほどか
 
宝島が実在するかなどわからない
実在のわかっているものなど宝島ではないから
 
その島にほんとうに宝物が埋まっているかもわからない
埋まっているかどうかわからないからこそ宝物だから
 
宝の地図は、自分で勝手に描いている
与えられたものなど宝の地図にはりえないから
 
 
本当かどうか、何にもわからない
 
でもこの宝探しの旅は、本物
 
ちゃんと危ないし、ちゃんと楽しい
びっくりするくらい、ぜんぶぜんぶ創り話だ。本当に、何もかも、嘘。
言葉一つで、どうにでもできる。
 
それが、恐ろしい。
いくらでも答えはあるけれど、どの答えが選ぶべき答えなのかはわからない。本当の答えなんて、ない。
 
他人に認めてもらえるための答えを探すなら、こんなに悩まない。
自分を納得させるための答えを探すから、迷い込む
 
答えなんて、決められないから

りんちゃんのこと、ほんとほんとみんな好きになってほしい。

 

りんちゃん最近、私服がほとんど毎日、うちのTシャツらしい。

大昔は、モード系の服とか着こなしていたというのにさ。

 
でも、たくまは、嬉しい。すごく。
舞台上の誰よりも早く動きたいと願って訓練を続けた時期があったよ。普通の演劇では、そんなに、早く動く意味なんてないのだけれど。僕は元来、走り回っていないと心が壊れてしまうような生き物なようです。
稽古場で、音響の前ちゃんが、音楽をかけてくれる。泣きたくないから、冷静に、冷静に、きく。聞くけど、泣く。照明のまさゆきが稽古場にきた。振付家のレイナさんもきた。別にダンスシーンがあるわけじゃないけど、相談役として、呼んだ。いま拓馬は何を考えてるのかなあ?ということを相談する人が欲しい。
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僕ら外のスタジオで稽古してて、美術チームはアトリエで作業をしていて、遭遇することはないのだけれど、稽古を終えて戻ってくると、美術部品が莫大に増えている。早く飾りたいな。飾って、きっと、幸せな気持ちになるんだろうな。それが、ちょっと悲しいんだろうな。だけどやっぱり、幸せなんだろうな。

美しすぎて困るものが、たくさんある。もっといろんなものが、どうでもよかったらどれほど楽なんだろう。
 
だけど、
世界がどうか、もっともっと美しくありますように。

 

おやすみなさい。

 

なんだか、作品はまだまだ時間をかけて準備したいのだけれど、明日が本番ならいいのに、と思うくらい、会いたい。

 

 

今日も、どうか、あなたがいくらか笑ってたらうれしいです。

笑えてなかったなら、いま、嘘でもいいから、にこり、てして欲しいです。

 

僕も、します。

にこり。

 

 

おやすみなさい。

 

 

好きな色の、夢を見て。

 

 

おやすみなさい。