リュズタン、リュズタン。物語の渦みたいのがどんどんあちこちで起きて、それぞれの勢いも、大きさも、どんどん変わっていて、目まぐるしくて、ようやくここまで来た!!と興奮ながらに、描き留めているところ。
感性の豊かな仲間しか集めない。おぼんろは、出入り自由なようでありながら、秘密結社めいたところもある。ふつう、赤の他人には話せないような言葉や感情や戸惑いを、赤裸々に共有してみる。僕は自分に才能があるとは思っているけれど、自分独りで物を創っているとはまったく思わない。そのときそばにいる人によって、すべては変わっていく。それが、いい。
作品は、時間を閉じ込める物だ。そのためにあるのだと思う。
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昨日はアトリエではなく広い稽古場で稽古をしたけれど、今日の住処は、アトリエ。
アトリエでコーヒーを煎れる方法がわからない。制作さんが持ってきてくれたそれらしい道具はあるのだけど、そんなもの使いこなせるわけもなく。
アイスコーヒーはパックで買ってきて冷蔵庫に入れておけば冷たいままだいてくれるわけなのだけど、僕の場合は基本的にホットコーヒーしか飲まないので、あぁ、ホットコーヒーを入れておいたらずっとあったかいまま、みたいな機能の、温蔵庫?みたいなのがあればいいのに。
でもたぶん、そうは行かないぞ、という手間を僕らに求めてくれるから、コーヒーというやつは、なんか、特別なのでしょうね、
味は実はよくわからない。なんなら苦手。でも、コーヒー持ちながら「よしやるぞ」となるのが、好き。
さひがしジュンペイのことは、ぜひみなさん、知っておいてほしい。20近く歳ら上で、ほんとのほんとに、芝居が熟成されている。当たり前だけど、30年以上、演技だけをやってきた人間なわけであって、もはや、そこに色気も魅力も発生してしまう。
10年くらい前かな。さひがしさんに、お互い俳優の仕事で務めに来ていた現場で出会って、拓馬は後輩としての立場でありながらとことん、さひがしに心酔した。「その芝居どうやってんの!」なんてストーカーまがいに付き纏い、稽古が休みの日にはわざわざ、場所を借りて「2人で稽古しよう!」と言った。
いろいろあったが、10年経って、その彼が、今では、僕が率いる劇団のメンバーだ。拓馬が外部で演出をするときなんかも、サポートスタッフとして来てくれたりもする。
数奇な関係。でも、物語がたくさん潜んでる。
今回の主役は、さひがしジュンペイ。ドラマ業界なんかのセオリーにのっとるならば、そんな、中年男性を主人公に興行をうつなんて!とみんなのけぞるけれど、でも、お願い、信じて。さひがしは、本当に色っぽくて、強くて弱くて、がさつで繊細で、汚くて綺麗で、綺麗で汚くい。
今作、ぜひお楽しみに!
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サウンドトラックのやりとりを天童さんとしているけれど、すごい。
リュズタンは間違いなく名作になる。
3000人もアレがあんな、あーしてたら、こわかろうけれど、そして、そこは、大丈夫だよ!なんて言わないけれど、とりあえず、作品は届けたい。幸せにしたい。この作品が、みんなを幸せにするためのものでわあってほしい。
今回はほんの少し、わがままでいる勇気を持ちたいのです。
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おやすみなさい。
眠れますでしょうか。楽しいことがあったなら、教えてほしいです。忘れるか乗り越えて、さもなくば悲しいことについても、教えてください。大丈夫ですよ、教えて。
完璧な世界なんて一生辿り着かないという前提で、ちゃんとちゃんと心して、夢を見続ける
おやすみなさい
さちあれ
どうかあなたが、今夜の夢について、明日の朝に笑えていますように。
おやすみなさい。