平成6年の梅雨に降り損ねた雨粒が、今も雲の向こうでスーパーファミコンの攻略本読んでいる。コロナを気にして人前に出るのを控えてる、地下鉄に住んでる妖怪たちは、いまだに有線でインターネットをやってるそうです。神様は天界に天使と悪魔と、後もう一種類お創りになられたそうなのだけれど、人間にはまだ内緒にされているそうです。今日教えられる世界の秘密は以上３つです。
次の形が素敵な夜だ。機械のレンズのせいで小さな画面の中には月が二つある。画面の中の月は実在するか。果たしてどうか。しないと言い切れる？
物語の中の登場人物は実在するか。しないと言い切れる？しないなら、なぜその人物の行動が誰かに影響し得る？
自分に腹が立った瞬間があった。考えてもないのに悩むな。
考えなくちゃと思うほどに考えられなくなる。でも、考えなくちゃいけないんだ。
答えがない。だけど、なにかを自分の答えとして決めなくてはいけないんだ。
人間がナメクジの行方に興味を持たないように、世界は僕らの選択に興味がない。
世界に答えを尋ねるな。
強くなりたい。
長らく悩んでいた曲の歌詞を書き上げることができた。作曲は父。あまりに強い曲と演奏のエネルギーに溶け込む言葉を見つけられないで何ヶ月も経ってしまった。生涯大切な曲になる。
生み出された言葉の中にある世界は実在するか？
する。
だけどこの曲に関しては、実在の世界を曲の中に移り住まわせた。曲の世界に移り住んだ途端、現実が永遠の時間を得て、そしてどんな魔法も力も輝きも手に入れた。音楽や物語は、現実に永遠の命を与えられる。
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今日はやることがありすぎて目が回ってる。いろいろやった。『蝶の筆』のメンバーの中から数人が出演する舞台が渋谷で初日を迎えたらしい。おめでとう。ひょっと会いに行きたいけれど行けなかった。『黒と白』のマルート像はまだ掴めない。独りで掴むものでもないだろうから、みんなのことを早くなるべくたくさん知りたい。おぼんろの大事な会議が明日ある。いろんなものが間に合っていなくて焦る。なぜかはまだ話せないけれど、7月の10日11日、空けておいてくれると嬉しい。
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今日のことを忘れたくない。別に、大事件なんかなかった。でも、だけど、忘れたくない。悲しいことも、嬉しいことも、いろいろあった。みんなだってそうでしょう？覚えていたいね、忘れてしまいたくないね。
今日出会ったすべてのあなた、ありがとう。今日、僕のことを考えてくれたすべての人、ありがとう。今日僕が考えた、想像した、すべての人、ありがとう。今日までに僕が出会ったすべての人、ありがとう。今日まで出会ってなくて、明日以降出会うことになるすべての人、ありがとう。今日までもこれからもずっと出会わぬすべての人、ありがとう。
あなたが幸せでありますように。
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今夜は朝までに眠れるかがわからない。急いでいろいろ取り組む。喜び勇み、祈りながら。
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おやすみなさい。
夢が待ちわびてる。どうか、なるべく早く行ってあげて。夢は、明日の朝に消えてしまうまでなるべく長く、あなたと過ごしたいと思うから。
おやすみなさい。
明日、どうか素敵におはようを言えるために、おやすみなさい。