こうちゃん配信、決定。
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本人にはわざわざ伝えてないけど、視聴料として投げ銭システムを組んだ。つまり、0円でもいいし、10万円でもいい。もっともっとでもいい。
なんでこんなことしたかと言うと、こうちゃんに芝居続けさせたいから。
前にもブログに書いたけど、今回の『蝶の筆』の赤字ぶりは恐らく凄まじい。
公演を赤字にしないのがプロデューサーの仕事だけど、今回、こうちゃんは相当前からかなり緻密に計画を練って公演に挑んでて、その手腕は、劇団主宰であり、いろんな商業現場を踏んできた僕からみても、相当にしっかりしてた。
だけど、緊急事態宣言だけはどうしようもない。
・2週間劇場を借りていながら、1週間分を公演キャンセル。
・さらには全ステージ50%に間引いた客席。
・劇場にいらっしゃれない方のために映像配信(これがまた、配信の売れ行きぐらいじゃ絶対に回収できないくらいお金がかかるのです)
劇場費、稽古場代、衣装費、小道具費、スタッフ費、キャスト費、コロナ対策費、撮影費、配信費、、、
それらは、ステージ数が減ろうとも安くはならない。いや、人件費に関しては、いくらでもディスカウントしてくれよと我ら頼んだのに、頑固ジジイ塩崎は聞く耳まったくもたず、我々に満額で支払っておしまいになられやがった。
くそう!
そもそも、こうちゃんが、公演をやろうと決めた理由は「世話になり続けた劇場が潰れてほしくないから」だ。応援のための側面が強い。
王子小劇場がコロナの影響でほぼ稼働できなかったことを受けての強い強い決断だ。
さらに、こうちゃんは演劇界に重厚な作品が減ってきていることにも憂えていて、自分がなんとかしないと、と立ち上がったわけだ。
チケットはあっという間に完売だった。
作品の評判もありがたいことに素晴らしかった。スタッフ、キャスト、全員が作品を誇らしく思える良い現場だった。
キャスティング、作品の創り方など、こうちゃんのプロデューサーとしての手腕と誠実さは間違いなかった。
今回の赤字は、事故だ。
誰のせいでもない。
なのにこうちゃんは、誰にも助けなんか求めない。そういう男なのだ。
だが、思う。塩崎こうせいの仕事は芝居をすることだ。そして、我々の応援の気持ちを受け取ることだ。
賛同する人は、多いだろう。
出演者に配信に参加できる人は参加して、と言ったらあっという間に9人が集まった。あいにくスケジュールの関係で来れないみんなも、応援の気持ちを連絡くれた。
そんだけ愛される価値のあるのが塩崎こうせい。
こうちゃん、借金を返すために秋から俳優業を休む予定らしい。そんなバカな。バカ言ってんじゃないよ
これがトラウマになって「もう二度とプロデューサーはやるまいぞ」なんて言ったら激おこプンプン丸
誰にも頼まれず我々は作るべきだと思うものを創る。それは、とてもエゴに満ち溢れてる。だから、塩崎が覚悟を決めたように、その結果としてどんなに経済的、社会的に損をしようと、なんの後悔も恐怖もない。
ただ、正しいと思って創った演劇が、観客に対してどんな作品だったのか、答え合わせをするべきだ、と、なんとなく思う。「また創れ」という人がいるならば、それは数字に反映されるんじゃないかと勝手に思ってる。路上で独り芝居をやり続けた頃、いい芝居をできた日は多くお金がもらえたし、そうでない日は、全然入らなかった。豊かな心を持つ観客は、自分で自分の大切に思う作品の金額を決められる。そして、応援しようと思う相手は応援しようと思うものだ。
「塩崎こうせいを応援してください!」なんて言わない。「応援できる場所をつくりましたよ」と言うご報告です。
個人的には、正しいと思うものを創るために一切自分に嘘をつかなかった表現者は、絶対に運命に見放されないということを証明したいと言うのもあるのだけれど。
長々と書いてしまった。
『蝶の筆』をご覧になった方も、そうでない方も、よかったらご覧くださいませ。僕としては、千穐楽終わってザーッと解散して以来のみんなとの再会。ただただ楽しみです。
基本的には雑談形式でやっていこうと思っています。もしも質問とか、希望するトークテーマとかあれば、ここのコメントにでも書いてください。塩崎こうせいへのエールとかも、書いてくれたら読み上げます。youtube liveでやる予定なので、リアルタイムでコメントも書けると思うけれど。あ、アーカイブも残します。
昨日、イベントタイトルについて悩んでいて、デザイナーに作ってもらったけれどボツにしたやつ。一瞬、完全に方向性を見失った。笑
◆タイトル
プロデューサー塩崎こうせいを語る会
◆日時
6月12日(土)20時頃から
何時までになるかはわからない・・・
たくさんの人がいるからすごく長くなってしまうかもだけれど、怒らないでくださいまし。
◆配信
YouTubeより生配信(予定)
(URLは明日、ツイッターなどで告知します。)
◆出演者
塩崎こうせい、末原拓馬、大野清志、さひがしジュンペイ、遠藤裕司、なしお成、有賀さやか、夏陽りんこ、熊野ふみ、福地教光(神奈川から駆けつけるらしいから、間に合うかわからない)
★投げ銭
投げ銭システムを用意します。
Twitterでのお知らせと、配信するYouTubeの概要欄にURLを掲載します。
※集まった投げ銭は全額塩崎こうせいに渡します。
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日記らしいことを書かぬままなのもなんだから、何か書かないと!と思うのだけれど、そういえば今日はどんな日だったっけ?って、あんまり思い出せない。昨日、海風に何時間も当たっていたせいで、ちょっとぐずぐずしたコンディション。
おぼんろ執筆もふわふわと進んでいる。物語の無限の膨張を、どこまで許し続けるか。
数日前の深夜、丑三つ時に「牛meets土器」と言う駄洒落を思いついたのだけれど、その風景をうっかり想像してしまって、ずーと頭の中で映像がループして、なんなら物語が始まりかけてる。
牛が土器と出会う物語。
「縄文?弥生?どっちだモウ?」
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たまには早く眠ろう。