公演終わってもうだいぶ経ったのだろうけれど、なんだかまだ集中力が途切れず。

 

おかげさまであちこちからいくつかの取材などしてもらうことになったり、同業者たちから連絡が来てねぎらいの言葉をもらったり「あれどうやってたの?」と聞かれて情報提供をしたり。それと、締切、締切、締切。追われて苦しんでいるというよりは、やりたいことが多すぎて自分で追いついていない感じ。文章書かなくっちゃ!と思ってたら机の上にスケッチブックが載っていて、それをどけるつもりがいつの間にか落書きを始めていて、気付いたら1日が終わってる、みたいなことばかり。

 

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命に別状があるたぐいのことではないので一切心配しないでほしいのだけれど、体調を崩した。病院に行ったら、免疫が落ちすぎて小学生低学年並みの体力になっていたとか。ドジだ。みんなも、家にいるからって自分の体力を過信しないことをおすすめする。

 

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『メル・リルルの花火』のパンフレット作成も忙しい。終演後に創れるパンフレットというものはいいもので、ものすごく上等にしようと連日打ち合わせやら、文章やら、インタビューやら、素材集めやらだ。楽しい。はやくみなさんのお手元に届けられるようにがんばります。

 

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演劇界はなんだか大騒ぎだ。みんな、ファイト、と思う。「配信」ベースの演劇が演劇であるかどうかについては、答えなんかどうでもいいと思う。そもそも演劇は懐が無限にひろいし、不死身だし変幻自在だ。紀元前から生きながらえているものがイキナリ今年に死んだりしない。それに、「演劇が死んだら次の日に何をする?」って聞かれたら、僕はきっと、「演劇をやる。」と答える。

 

僕の中で、演劇とは観客との関係性の中に存在する。『メル・リルルの花火』では物語そのものもその演出に加担させた。

 

僕の驚くべき結論は、あんまり演劇大好きなんて言ってこなかった僕が、ちゃんと演劇を大好きだったってことだ。だからこれからも、演劇を守るためなら、僕でよければいくらでも力を貸したい。