タイトルが命と噂されるブログにおいて、おからのようなタイトルで投稿。

ブログは、20代前半から始めた。

自分の表現が他人に求められることなど一度もなかった当時の僕は、プロになるまでは絶対に1日1回、ブログを書く!と決めた。

実際的な効果よりも、願を立てるみたいなところで、1日に数回更新することもしょっちゅうだった。

いまはほかのSNSも使ったりしてるからそんなには更新しなくなったけど、世界に話しかけられる場所として、大切にしてる。
1月20日は艶漢の顔合わせと稽古。つってもプレ稽古は始まってたのだけど、ケイト合流。

ケイトはやっぱ凄く良くて、会って台詞合わせた途端に息もぴったり合う自分たちに少し興奮する。大切な友達だね。

悪い癖なのだけど、僕はやっぱり何かを創る場所は遊び場としか思ってない。出演者もスタッフもみんな友達と思ってしまう。

仕事なんだから私情持ち込むな!ていう考えの人もいるけど、自分は感情なしにやってもうまくいかないタイプの人間なのだから、仕方がない。スタンスが合わない人からは呼ばれなくなるだろうし、合う人からは呼ばれ続ける。ま、結果死ぬほど忙しいし、この人生、気に入ってる。

そして同じ日、稽古場から猛ダッシュで移動し、脚本提供している「えんとつ町のプペル」の顔合わせと本読みに参加。

原作の絵本を種として、自分たちの物語を紡ぐ。僕は作家演出家としては2.5次元などのエンタメ舞台というより古典演劇のほうに普遍性を見出してる。セリフも多いし言い回しもすこし大変だけれど、言葉というものの美しさと、そこに宿る魔法を信じて描かせてもらった。

演出は劇団員の、めぐみ。僕ら、年間いったいいくつの共同作業をしているんだろうね。演劇馬鹿、って言葉がよくあるけど、めぐこそそれだと思う。このひとが仲間でなかったら違う人生だったろなって思ってる。

本読み、素晴らしかった。自分の言葉を大切にして読んでもらえるのは幸せだよ、やっぱ。言葉を雑に扱う俳優さんも世の中にはいるけど、言葉の魔法を信じて大切に音にしてくれるひとは、魔法使い仲間みたいな気持ちになって好きになる。

主演の少年ルビッチ役に、みーちゃん。かげつみのツミにも出てくれた福圓美里。チビはチビな子だけど少年役なんてできるのかな?て思ってたけど、本読みから現場でみんなが泣いてた。初演からの続投組はもちろん、旧い仲間もいる。僕が創った「野良の方舟」の仲間もたくさんいる。本番、たのしみだな。

勢いで、脚本にすこし手を加えて歌を増やす約束を、まこちゃんとめぐにしてしまった。まこちゃんてのは、キムラ真。この公演の親分ね。友達。
そんなたくまは艶漢稽古を休み、朝から大阪に向かってます。とある脚本演出の打ち合わせ。まあ、出演もすると思うけど。たくさんのひとが幸せに大笑いする姿がいまから目に浮かんでいて、なんかルンララしてる。

明け方に寝て明け方に起きるような毎日だけど、やることひっきりなしで、眠いけど、起きてる方が楽しいからあんまり寝ない。人生で今が一番ノリノリだぜイェーイ!って時間だけで塗りつぶしたいよね、人生なんてさ。