グローブ座ってところは、実は20歳の時に立った。早稲田で演劇を始めた自分だけれど、当時、「グローブプロジェクト」なるものがあって、言うなれば、学内サークルの新人公演で薄汚いテントのステージに立ったことを除けば、初舞台はグローブ座だったりする。岡本健一さんとご一緒した。バカのくせに生意気だったと思う。懺悔よろしく今更反省しつつ、あの頃があったから今があるのだろうと感謝。

高田馬場に立ち寄る日々。学生時代+アルファを過ごした場所。その頃から居場所はむしろ物語の中だったせいか、さほど感慨はないけれど、「よく体の使い方を練習していたガラス」みたいのは未だにあって、当時と代わり映えなく、缶に詰め込まれたアルコホリック口に含みながらに、手の伸ばし方など検証してみる。
単発だ。こだわらないことこそこだわりだ、というような謎のこだわりあり、NGなど一切微塵も申し立てぬままに、散髪してこいと言われるがままに散髪してみた。
ハムレット現場は大変。えんやこら。シンプルなくせに掘り下げようがありすぎて困る。俺はギリシャ神話のなかのとある殺人現場を語ったりする。命について考える。重要なのは、自分の命よりも自分の大切な人の命。命は不思議だ。つくづく思う。

演出の森さんはコワモテ。でも、なんか、無邪気。芝居に関わらぬ雑談皆無で、ストイックの権化。だけど先日、俳優へのオーダーが「そこ、ポニョみたいに!」だったから、耳を疑った。疑ったけど、やっぱりそれは、崖の上のことについての発言だった。ギャップ萌えめ。
おぼんろ新作執筆中。応援求む、求む。挫けずただただ純度高く、自分が自分であろうと思う。
時間は有限。だったら成し得る限りのギリギリまで、愛して笑ってはしゃいで喜んで幸せでいたいし、いてほしい。

おやすみなさい。もしくはおはようございます。あなたがハッピーであらんことを。