6月23日と24日の二日間、藤野という街に『野良の秘密基地』という村を創ります。

村というか、僕が描いた『野良の方舟』という物語を元にしてうちの劇団でプロデュースするテーマパークのようなもので、約70人の俳優・クリエイターをキャストとして配置して野良動物たちが一堂に会して生活する空間を作り上げます。場所はホテルの廃墟の地下駐車場です。

『野良の方舟』という物語は4年前に描いたのですが、これまでにも岡山や南伊豆で子供達と上演してきて、今年はプロの俳優たちと共に都内の小学校の芸術鑑賞用の演目として上演もしました(ちいさな観客たちの反応はキラキラと輝いてとても美しいものでした)。

(小学校公演での様子:撮影 by MASA)

 

その、『野良の方舟』をテーマにした村が、今回の『野良の秘密基地』になります。野良犬、野良猫、野良鳥、野良ネズミetc....出演者はもちろん来場者にも野良動物の格好をしてもらい、それぞれ自分の名前と設定を考えていただいて住人になっていただきます。ちなみにこれは、館内に「変身ブース」的なものを設けてあります。もちろん、最初からご自身で野良動物に扮してご参加いただくのもウェルカムです。

 

日本円の使用はせず、秘密基地内では「Nora」という通貨が使われます。ちなみにこれは、瓶ビールやサイダーなんかの王冠でできています。ちなみに両替所で100円を出すと800000000noraとの換金になります。

秘密基地の中ではゲームができたり、特設ステージでは様々なゲストパフォーマーによるショウが繰り広げられたり、飲食店が立ち並んだりします。もちろん、地下二階にある「野良劇場」では3回ほど70人の出演者で『野良の方舟』を上演します。でも何よりも、物語内の登場人物たちが常に生活している空間をお楽しみいただき、参加者自身も物語の中の登場人物になっていくことをお楽しみいただきたいと思っています。

 

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野良であることって、とても自由であると思っています。国籍も宗教も持たず、何にも所属していない、誰にも所有されていない者同士は、すぐに仲間になれる。敵も味方もない。あるのは自分個人で、そんな自分個人が集って、大きな仲間になる。そういう世界を、僕は物語の力を使って創りたくて、今回はちょっぴり実験的な心持ちと、莫大なる悪戯心とで、渾身の見切り発車でしたがこの企画に乗り出しました。

 

旧約聖書の「ノアの方舟」は選ばれた者のみが乗れる船でした。でも、野良の方舟は違う。誰でも乗れる。そして、乗ったら全員仲間。そこに、小難しい理由なんかは必要ないのです。そばにいるから、仲間。以上です。

 

物語と現実とがごちゃ混ぜになったヘンテコな場所。しばしここで過ごすうちに、あなたの「物語に参加した」という現実が一つの物語になってしまう。それは、この場所を離れてまた現実に戻ろうとも、いつまでも続く魔法。

 

どうかぜひ、遊びに来て、あなたも野良の仲間になってください!
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