親しい友人に小さな息子がいるんだけど、将来の夢は?と聞くと「ヒーロー」と答えるわけで、超好きだ。なんか、すごい、良いじゃんか、と思う。修行とかしてる。

物語的に生きることを諦めないで。

「月に行ってみたいんだ」と最初に言った人がどれだけバカ扱いされたのかは想像に難くない。「できるわけないだろうが!」と言われたに決まってる。月に行けるほどの研究をするためにはそのひとおそらくは日常のバイト?とかやってる暇は微塵もなかったろうから、フルボッコニュアンスな批判も受けたんじゃなかろうか。まあ、勝手な想像だけど。

でも、現状、人間は、月まで行ってじゃんにゃ。

夢みたいなことを思いつける人間に対して、「できやしないよ現実をみろよ!」と呪詛の言葉を投げかけるなんてのは、イケてない。

無視する勇気。心の奥底で「たしかにそうかも・・・」と思おうとも、「でも、だめだ。がまんできないほど、やりたいや」とガンコになる力。それが大切なように思う。

「お前、なに現実みたいなこと言ってんの!?」と言ってやれ。想像したものは、なんでも現実にできる。

できるかどうかじゃなくて、どうなりたい?どう生きたい?て思ったほうがいい。憧れるのは誰?どんな生き方?

「現実は物語とは違う」なんて言わしてちゃダメ。多数決みたいなもので、「現実は物語のように美しくできるんだ」という人が人類の過半数以上になれば、そうなる。

だもんで、今日もオイラはニヤニヤしながら電車に乗り稽古場に行きます。「電車内で自然発生的に合唱が始まるような国になったら楽しいなあ」とか、「日本のどこかに物語の国を創れないかなあ」とか、いろいろ。

なんでも想像していいんだから、なんでも幸せな想像をしたらいい。お菓子の国でも、お金なんて必要ない国でも、なんでも。


あなたは、本当になんでも可能と言われたら、どんな世界を望みますか?