イムリについてのブログを書こうと思ったまま気付けば半月が経っていて、たまさか驚く。驚いたことに免じて、まだイムリのことは書けないのを許してほしい。本当に大きな意味のある公演だった。余韻と感謝に絡めとられるあまり、書けないのだ。

あぁ。夏だと思えば雨ばかりだ。雨は好きだ。好きだが今週末は静岡で野外公演がある。くわばらくわばら。

8月の僕がなにをしているのかというと、9月に出演する『サブマリン』と10月に出演する『銀の国、金の歌』に向けて俳優の身体を復活させつつ(なにせ脚本演出にタッチしない公演がとても久しぶりなのだ)、11月のおぼんろ第15回本公演の企画と執筆をしつつ、そしてなによりも、静岡県南伊豆と、岡山県とで子供たちと、芝居創りをしている。これは、8月中に、本番。
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南伊豆のみんなである。
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こちら岡山のみんなである。
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ドッジボールをしたりもしてる。クリエイティブな感情の種を見つけるためなら、どんな遊びでもするのだ。遊ぶからには、真剣なのだ。
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こういう芝居ばっかりやるものだから、「なんでいまさらそんなこと、、、」と言われることが多い。基本的に、こういう類の公演はあんましお金の巡りもよくはなく、さらには別に、演劇賞とかにつながりもしてない。発展途上の身分である自分なんかが参加するには、極めて「ガツガツしてないタイプ」のお芝居だ。

だども、オラは思うだ。言葉遣いが狂うくらいには真摯に思うだよ。何千、何万人の観客を前に、プロフェッショナルな俳優が集まって繰り広げる超ハイクオリティで上等な舞台と、日本の片田舎の山奥にある神社で「初めて舞台にでます」みたいなこどもたちと創る、せいぜい数百人観に来れば御の字という舞台と、価値の差は、ない。どちらもアプローチがちょっと違うだけで、物語りで世界を変えることに、続いてる。

いま大荷物を持って南伊豆に向かってる。限られた予算を作品面に回すため、鈍行で行く。同じ理由で持ち込みの機材も多く、えんやこらだ。でもこういった苦労は、愛だ。愛であり、祈りだ。

誰への愛かって?
そりゃ、世界へのだ。