8月3日〜7日
紀伊國屋サザンシアター
『アイワズライト』
千秋楽までの全公演が終了しました。
まだ整理がつかないけれど、とりあえずの更新。

千秋楽が終わって翌朝と言うのが今だけれど、
まだ役が抜け切らなくて、
ボーッとしている朝。
3時間で目が覚めてしまったけれど、
疲れていたのに眠りは浅くて、
物語世界と現実世界とがマーブルにマーブルにごちゃまぜになった夢を見ました。

俳優という仕事は現場から現場を渡り歩くのが常なので、スタンスはどこかドライであることが求められていて、切り替えこそが重要。

だから、ちょっと困ってる。
そんな朝。
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とっても素敵なお花、ありがとうございました。おかげで、ロビーにいるのが好きでした。

長い稽古期間でしたが、
本番はあっという間でした。

「感情だけに任せて演じて欲しい」と演出家にリクエストされ、ラストシーンに向かうにつれ自分には頼るべき段取りがなかった。その日その日の旅の末に辿り着いたところでやってほしいと言われた。感情だけを頼りに演じると言うのはとっても体力のいることで、舞台上で一場面演じて、とんでもない感情になって、そのまま舞台袖で泣きわめき続け、そのまま次のシーンに向かう、と言うようなやり方でした。

ハイバと言う役は、とにかくマシロを思うことだけで存在していたものだから、稽古開始からの一ヶ月間、マシロのことを考え続けました。それが、どこか日常生活にも反映され始めてしまって、何かと言うと村井良大を見続けていたようにも思います。初めての共演でしたが、彼を知り、尊敬し好きになって行くことが自分にとってはそのまま稽古のようなものだったのかも知れません。
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大所帯でした。役柄的には絡む相手がとても少なかったのですが、「ネバーランド」の世界の人物たちも皆、自分からすると大切なひとと共に生み出した人物だったもので、その一挙手一投足に心を揺らされて、頼ってしまうところもたくさんありました。

スタッフ、ミュージシャン、出会えて嬉しかった人間がたくさんいた現場でした。
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花園神社に成功祈願と言うのをカンパニー全体で訪れたのは、
あれはいつだったっけか。


昨日千秋楽の後にりょーたと神社に御礼を言って参りました。大変な大入りだったようだし、カーテンコールでいただいた拍手の音に耳を澄ませば、この公演が、成功であったかどうかは明白であったようにも思います。

ご来場いただいたすべてのみなさま、応援くださったすべてのみなさまに感謝します。

どうかこの物語が、あの場所での時間が、いつまでも皆さんの心の中に輝き続けることを願います。

終わらせたくない、と思った物語でした。

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千秋楽後、しょーちゃんと、りょーたとお風呂にいきました。

また、なにかの物語で出会うことを誓いながら別れました。

まだとりとめもない状態で、
支離滅裂な文章になってしまいましたが、

本当にありがとうございました。
ハイバは幸福でした。