イエドロおーしまいっ。

わすか十日の間に『ワクワク』から『島根』からの『イエドロ』だったわけで、
体力的にはシビアだったとも思うのだけれど、
どれも源泉が自らのコアな部分にあるパフォーマンスだったもので、
車にバッテリーよろしく、
やればやるだけ充電される、
みたいな感じ(バッテリーについてよくはわかってないけど)

イエドロ出演は、完全なる安請け合い。
「まーぜーて。」て気持ちで参加を決定したのも否めない。

でも、本当に、良かった。
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千秋楽。なにせマチネが11時開演なもので、みんな朝からふわふわと浮遊するような表情をしていたのだけれど、よいしょ!て感じでスタート。物語りが始まれば、もう、何一つ問題ない。
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この写真、すごくよかろ?めぐである。

さて。オイラは、オイラで、スタンバイ。
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最近はメイクも「メイクさん」にやってもらえるわけで、そして、その度に、やっpり餅は餅屋だよなあと思うのだけれど、今回はもちろん、自分でメイク。路上時代から延々そうしてきたので、しっくりは来るわけ。ことに、今回は祈りを込めた作品てこともあって、この儀式がなかなかにいい。ある意味、呪術的な意味合いを求めて、メイクをしてパフォーマンスすることにしたのを思い出す。

ついさっきまで「ねむいー」などとみんなで騒ぎながらワッフルを食べていた現実から、世界とコンタクトするチャンネルに、自分を合わせる。
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このふたりは、本当に日常茶飯事で喧嘩ばっかりする。目も当てられない。
なのに、なぜか、なんなんだ、この感じ。
「あ、うん」て表現があるけど、
こういうことなんだろな、と思う。
20年以上チームでやって来た仲間と言うものがたくまにはまだいないので、
ちょっと、うらやましいと言う気持ちもある。

お互いに伝え合っている可能性はゼロだけれど、
頻繁にさひがしさんから、めぐみさんを気遣う相談をされ、
めぐみさんから、さひがしさんを気遣う相談をされる立場のたくまは、
なんだかもう、一言で言うと、
「めんどくさい!」と思う。
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さあ、ラスト。
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ハッキリ言えば、このふたりとは合わない部分もけっこうあるよ。「だー!」ってくらいイライラすることなんて、俺ら5人のメンバー同士はたぶんしょちゅうで。運命共同体である、と言うその重みから、頭痛がして来たりもする。本当に大切なことをしでかしたいと生きているからだ。物語りで世界を、変えたいのだから。こんなメンバーで、果たしていいんだろうか?たぶん、それぞれが、よく思う。

でも、やっぱり、今回見たいに、数日間どっぷり一緒に居ると、すっごく好きなんだな、ってことに気付く。ダメな部分や、非人間的な部分は確実に存在しまくる事を前提に、それらの帳尻を合わせてなおお釣りが来るくらいに、好きな部分がある。とにかくたくまは、やっぱりこのひとたちと同じ劇団である事に、とてつもない喜びを感じたんだ。尊敬した。とてつもなく。こんなこと、わざわざヨソ様にお話しする事じゃないのだろうけれど、でも、忘れないように、ここに記しておく。

で、『だぼだぼラボラトリィ』

実験室。

実験と言うのは、仮説に基づいて、
それを立証するためにやること。

だぼだぼ
Whatever Happened,
WAHHAHHA!!

オイラが作ったブランド、というか、概念。

「なにが起きても、笑え!」

と言う頭文字
「WW」

ダボーゥダボーゥ

から来てる。

この実験室での仮説はシンプル。


ひとは笑う事で幸せになれるか。
言葉は、世界を変え得るか。


参加した全員で、実験を繰り返す。
そう言う場として、この場を大切にしたい。
そしてこれは、この命の意義そのものであるようにも思う。


なにをやってもいい、と言うのを自分のルールとしていて。
やりたいこと、紡ぎたい物語りは無限にあるから。

『ズタボロが捧げる聖夜の祈り』
ってタイトルで参加表明した時点でも内容は決まってなかった。
ズタボロ、はこの場合、コアな部分での自分の事。


で、決めたのは、これ。

2011年に路上で詩人として朗読を繰り返していた時代にやった短編。
独り芝居と言うべきか、詩の朗読と言うべきか、
難しいのだけれど。

これは、間違いなく、祈りだった。
本当にやってよかったと思ってる。
演るうちに、どんどん、いろんなものが溢れてくる。
奇跡にも感じる時間。
ある意味では、
参加者のためにでも、自分のためにでもなく、
ただただ、なんだろうか、世界とつながって、声を発する感覚。

で、先日にブログで今回初挑戦の事がある、
と言ったけれど、
それは、鍵盤弾き語り。
『あっぱらぱークリスマス』と言う自分の曲があって。


以前あまりにいい歌詞が書けてしまったので、
YouTubeで発表した歌で、すごく自分でも好きで、
いつか大人数が居る場所で、大合唱になるような環境で歌いたい、
そう祈るまま、何年が経ったのだろう。


理由は、同じ。

人前で歌えない。

その一点で。

鍵盤。ピアノ。
これは、別にまったくうまくはなくて。
でも、幼少期に母から習ったこれは、
自分にとってはなんだか大切な意味合いがあって。

「ピアニストを育てるのが夢なの」
と小さな頃に話された事をずっと覚えていて、それで、
そうはなれなかった、
と言うかそれどころか、
サッカーバスケしかやらずに成長し
挙げ句の果てに俳優になった自分にどこか後ろめたさがあって。
しかも途中から、音楽に関するトラウマまで抱える事になって。

でも、ずっとずっと、好きだったよ。
弾いてたよ。隠れて、こっそり。
それは、本当の本当で。

音を聞くと、体中の細胞が反応する。
そういう体質は、どうしようもなくて。

歌。

千秋楽では、アンコールで、
夏にやった『野良の方舟』の中の一曲、
『しょっぱい海』もやった。

本当に、翼が生えたみたいな気持ちがある。
去年の自分では信じられない。

『The WS Show』
は、実際問題、この人生を変えてくれたようなんだ。

やりたいことが溢れてる。
ほんとうの、ほんとうに。

この場を与えてくれたのは、
イエドロであり、みんなであり、なんか、宇宙的ななにかなんだと思う。
大袈裟だけど、やっぱり、そう思う。

ありがとうございました。

これからもどうぞ、
イエロー・ドロップスと、
おぼんろを、

どうぞどうぞ、
よろしくお願いします。